高山本線(美濃太田~富山:特急(ワイドビュー)ひだ13号)
美濃太田駅15時30分発、特急(ワイドビュー)ひだ13号、富山行きに乗って帰ります。
実は、長良川鉄道(15時24分着)との乗り換えがスムーズなのは、平日ダイヤだからであって、これが土曜休日になると、さきの観光列車「ながら」2号がもっと遅くに着いてしまうため、この「ひだ13号」に乗れなくなるのです。
特急は7両編成で、前3両が富山行き、後ろ4両が途中の高山止まりで、私は前から2両目の(なぜか)9号車自由席車に入りました。
車室内には主に外国人観光客グループがいるぐらいで、ガラガラでした。
外はまだ明るく、西日が辺りを照らし出しています。
上麻生から白川口までは、飛騨川の景勝地「飛水峡」が見えてきます。
険しい崖や奇岩が続く、線内随一の見所ですが、特急はお構いなしにビュンビュン走り過ぎていきます。
16時29分、下呂駅です。
山の日照時間は短く、日はもう山の中に沈んでしまったようですが、まだ明るさは残っています。
このぶんだと、高山に着く頃にはすっかり暗くなっているでしょうし、天気予報によると向こうは雨または雪が降っているそうです。
17時14分、高山駅に着き、外国人観光客たちは降りて行きましたが、一方で乗ってくる客もいて、乗客数は差し引きゼロといった感じです。
すっかり暗くなって、この先いったいどの辺りを走っているのか分かりませんでしたが、飛騨古川から民家の明かりが俄かに少なくなったのは確かです。
今はそんな大変な目に遭ったことを感じさせないほど、普段通りの速さで走っていきます。
笹津で土地が開け、ぐんぐん高度を下げていき、平野部へと入りました。
そして18時52分、富山駅に終着です。
帰宅ラッシュ真っ只中で、仕事を終えた多くのサラリーマンがホームを行き交っていました。
最後に、夕食をとろうと、駅外の「立山そば」に入りました。
店内にはやはり仕事を終えたサラリーマンや高校生たちで埋め尽くされ、みんな黙々と食べていました。
私はホタルイカそばを注文。