ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

高山本線(美濃太田~富山:特急(ワイドビュー)ひだ13号)

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美濃太田駅15時30分発、特急(ワイドビュー)ひだ13号、富山行きに乗って帰ります。

実は、長良川鉄道(15時24分着)との乗り換えがスムーズなのは、平日ダイヤだからであって、これが土曜休日になると、さきの観光列車「ながら」2号がもっと遅くに着いてしまうため、この「ひだ13号」に乗れなくなるのです。

特急は7両編成で、前3両が富山行き、後ろ4両が途中の高山止まりで、私は前から2両目の(なぜか)9号車自由席車に入りました。

車室内には主に外国人観光客グループがいるぐらいで、ガラガラでした。






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川辺駅あたりより先は、山岳地帯へと入っていきます。

外はまだ明るく、西日が辺りを照らし出しています。







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上麻生から白川口までは、飛騨川の景勝地「飛水峡」が見えてきます。

険しい崖や奇岩が続く、線内随一の見所ですが、特急はお構いなしにビュンビュン走り過ぎていきます。

「飛水峡」が終わった後も、ダムや悠々と流れる川すれすれを通りますから、さっきの長良川鉄道の観光列車のように、高山本線にも美濃太田から高山まで観光列車を走らせてはどうかとも思います。








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16時29分、下呂駅です。

山の日照時間は短く、日はもう山の中に沈んでしまったようですが、まだ明るさは残っています。

このぶんだと、高山に着く頃にはすっかり暗くなっているでしょうし、天気予報によると向こうは雨または雪が降っているそうです。






17時14分、高山駅に着き、外国人観光客たちは降りて行きましたが、一方で乗ってくる客もいて、乗客数は差し引きゼロといった感じです。

すっかり暗くなって、この先いったいどの辺りを走っているのか分かりませんでしたが、飛騨古川から民家の明かりが俄かに少なくなったのは確かです。

今年7月の豪雨の影響で、高山本線はいたるところでしばらくの間、不通が続いていましたが、11月21日に坂上から猪谷の区間が復旧し、めでたく全線再開。

今はそんな大変な目に遭ったことを感じさせないほど、普段通りの速さで走っていきます。

岐阜県から富山県に入り、18時14分、猪谷駅に到着。

誰も降りない無人駅なのに特急が停車するのは、当駅がJR東海JR西日本の境界駅だからで、JR東海の乗務員はここでJR西日本の乗務員と交代します。

笹津で土地が開け、ぐんぐん高度を下げていき、平野部へと入りました。

そして18時52分、富山駅に終着です。






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帰宅ラッシュ真っ只中で、仕事を終えた多くのサラリーマンがホームを行き交っていました。







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最後に、夕食をとろうと、駅外の「立山そば」に入りました。

店内にはやはり仕事を終えたサラリーマンや高校生たちで埋め尽くされ、みんな黙々と食べていました。

私はホタルイカそばを注文。

干物のホタルイカが3切れのせたそばで、久しぶりのホタルイカに、そうそうこの苦み、と噛みしめながらそばをすすりました。(終わり)