阿佐海岸鉄道阿佐東線
2013年(平成25年)12月31日に乗車(右)。
牟岐線を延長したようなもので、こんなに短い路線なら、なぜJR四国の路線にならなかったのか不思議に思われますが、もともと国鉄が高知県の後免駅(ごめんえき)から出る鉄道線(現:土佐くろしお鉄道阿佐線)とつなげる予定だったそうです。
沿線人口が少なく、開業以来、黒字を達成したことがないほど経営は厳しいですが、運行本数はなぜかJR牟岐線より多く、平均して1時間に1本という具合です。
阿佐東線は全線にわたって踏切が1つもない高規格な路線ですが、大半はトンネルばかりで景色的には面白味に欠けます。
しかし、それを逆手に、車内は手づくり感満載のイルミネーションで乗客を楽しませてくれました。
ホーム先端から通路を通って階段を降りると駅舎ですが、無人駅です。
駅前はロータリーが整備されているものの、周囲は民家が少なく、せめて住宅の多い野根まで延伸していたら、また利用者数が違っていただろうなと思います。
そのため、甲浦駅では地上の道路につなげるための工事が行われるらしく、純粋な鉄道駅を見るなら今のうちですね。