ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

日南線2(特急海幸山幸)

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2014年(平成26年)12月27日に乗車。
 
日南線志布志駅13時44分発の列車で折り返し、途中の南郷駅で下車。
 
なぜこの駅で降りたかと言えば、観光特急「海幸山幸」号に乗るためです。
 
名物特急として人気がありますが、どういうわけか、前日夕方の時点で指定席を取ることができました。
(「アラウンド九州きっぷ」を買ったので、指定席が6回まで取れる)
 
50分ほど空き時間があったので、駅周辺をウロウロしたり、和菓子屋で菓子を買ったりして時間をつぶしました。
 
15時35分発、宮崎行きの「海幸山幸」号は、2両編成のディーゼルカー
 
高千穂鉄道の車両で、2003年(平成15年)に導入されましたが、2年後の2005年9月に台風14号による被災で高千穂鉄道は不通が続き、結局、3年後の2008年(平成20年)にそのまま廃線となりました。
 
さすがに2年しか使われないのではあまりにも勿体ないので、高千穂鉄道側はJR九州に売却し、JR九州がそれを観光特急向けに改造したおかげで、当車両は2009年(平成21年)に再び陽の目が当たるようになったのです。
 
 
 
 
 
 
 
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車内はお馴染みの水戸岡鋭治氏による木材を多用した内装です。
 
座席に腰を掛けていると、アテンダントさんが記念写真を撮りますよと声をかけてくれたので、お言葉に甘えて、外のホームにて、当車両をバックに「海幸山幸」号のプレートを持って、記念写真を撮ってもらいました。
 
 
 
 
 
 
 
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砂浜や海の上を走り、まるでジブリ映画『千と千尋の神隠し』に出てくる鉄道のよう。
 
穏やかな波、遠くにはぽっかりと浮かぶ岩や島。
 
この辺りは日南線の素晴らしい景色として評価されていいでしょう。
 
 
 
 
 
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もう1つの見所は、通称「鬼の洗濯板」。
 
海岸がギザギザ状という独特の景観を見せてくれますが、列車からこういう海岸の珍景が見られるのは、おそらくここだけでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
まことに見応えのある路線ですが、私は終点の宮崎駅までは行かず、その2つ手前の田吉駅で下車しました。
 
無人駅で、しかも駅前には田んぼが広がるだけの小さな駅で降りたのは、宮崎空港線に乗り換えるためです。
 
10分後の17時16分に宮崎空港行きの2両編成電車がやってきました。
 
なぜか高校生も乗っていましたが、とにかく田吉駅を出ると高架へ上がり、わずか2分で宮崎空港駅に着きました。
 
もちろん、私は空港に用があるわけもなく、6分後の17時24分で宮崎駅へと折り返してしまいました。