ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

帰省(えちごトキめき鉄道、信越本線、上越線)

お盆休みに入った8月11日(日)から15日(金)まで、埼玉の実家に帰りました。

 

お金があまりないので、富山から新幹線を使わず、在来線で向かいます。

 

 

 

 

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あいの風とやま鉄道の泊駅で、7時51分発、直江津行き普通列車に乗車です。

 

お盆だというのに1両しかなく、当然車内は混雑です。

 

 

 

 

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座席はすべて4人がけボックスシート

向かいの座席との間隔が広く、足が楽チンです。

 

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泊駅を出発すると、進行方向左手に日本海が見えてきます。

 

 

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越中宮崎駅付近にはキャンプ場があり、たくさんの行楽客で占められています。

 

バーベキューや海水浴ができて羨ましい限りですが、実際に利用した友人によれば、夜に貨物列車がひっきりなしに通るらしく、その通過音で安眠できないとか。

 

テントの中だから防音対策などしているはずもなく、この点だけが欠点だと言っていました。

 

 

 

 

 

 

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境川を過ぎると、富山県から新潟県に入ります。

 

路線名も越中宮崎駅から「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)」に変わります。

 

 

 

 

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北陸地方屈指の難所「親不知」では、海上北陸自動車道と国道8号線が通っているという珍しい光景が見られます。

 

あれだけ険しければ、山を削るスペースもないのでしょうが、そのおかげで元々あった砂浜は全部削り取られてしまい、荒々しい波が打ちつける様に変わり果てたという。

 

今の季節はまだしも、特に冬の荒天時はそれはそれは恐ろしいものです。

 

 

 

 

 

 

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親不知はほとんどがトンネルのため、退屈極まりない。

 

青海を過ぎると住宅街に入り、名前に反してとんでもない暴れ川の「姫川」を渡ってしばらくすると、糸魚川駅です。

 

ここで乗客の入れ替わりが激しくなります。

 

 

 

 

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浦本あたりの住宅の屋根はみんな黒ばっかりですね。

 

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同じ日本海側でも昨年の春に旅行した島根県山口県では石州瓦を敷いた赤い屋根が特徴的で、見事な好対照ですね。

 

しかし、浦本から先は再びトンネルばかりの区間で、特に能生から名立にかけては全長11353mの頚城トンネルがあります。

 

この頚城トンネルの途中に筒石駅というトンネル駅があります。

 

 

 

 

 

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谷浜駅を過ぎ、トンネルを抜けると終点の直江津駅に到着です。

 

時刻は9時2分で、ここから先は青春18きっぷを使って進めていきます。

 

というわけで、次の列車は9時22分発、長岡行きの快速列車です。

 

お盆という最も混むシーズンのはずなのに、たったの2両編成。

 

おかげで車内はまたしても混雑です。

 

先ほどのえちごトキめき鉄道は車両数が少なく、1両でも仕方ないなと思いましたが、天下のJR東日本がケチって2両とはいかがなものか。

 

せめて混雑する時期ぐらい倍の4両に増車してほしかったと思います。

 

こういうケチぶりがサービス低下、そしてますます高速バスに客を取られると思うのですが。

 

 

 

 

 

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柿崎を過ぎれば再び日本海が目の前に!

 

こんな素敵な景色を持っているにもかかわらず、2両で観光客を詰め込んだりしたものですから、ほとんどのお客さんは見られませんでしたよ。

 

そういうのを見ると、こちらとしても18きっぷの旅を楽しめないでしょう。

 

 

 

 

 

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しかも柏崎からさらに乗ってきて、ぎゅうぎゅう詰め。

 

これじゃあ都会のラッシュ時となんら変わりませんな。

 

車両の運用変更なんとかならんかったのかなぁ。。。

 

列車は柏崎から丘陵地帯へと入っていきます。

 

とりわけ長鳥駅付近は意外にもなかなかの秘境っぷりを見せてくれますね。

 

信濃川を渡り、10時25分に長岡駅に到着。

 

次は10時34分発の上越線、水上行き普通列車に乗り換えます。

 

今度は4両編成で、まあこれがシーズン中で最低限の編成両数でしょう。

 

 

 

 

 

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青々とした田んぼがよく映えています。

 

 

 

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信濃川の支流「魚野川」。

 

しばらくはこの川と一緒に進みます。

 

 

 

 

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小出駅には只見線の列車が留置されていました。

 

いまだに全線復旧を果たしていない気の毒な路線ですが、幸いにも上下分離という形で復旧の見通しは立ったとのこと。

 

被災前に一度だけ乗ったことがありますが、只見川に沿う素晴らしい深山幽谷を持っているので、これからの観光需要に期待大です。

 

 

 

 

 

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八海山はちょうど雲に隠れてしまいましたね。

 

列車は11時53分に越後湯沢駅に到着。

 

ここで20分の待ち合わせです。

 

新幹線停車駅だから、駅ナカに飲食店はあるものの、いま席を離れれば戻ってくる頃には席が埋まっていることは目に見えている。

 

したがって、ここは我慢のしどころ。。。

 

やがて、予想通り乗客がどんどん乗ってきました。

 

何しろ上越線のいちばんの見所に入るのですから、当然と言えば当然です。

 

12時13分、列車は越後湯沢駅をゆっくりと発車しました。

 

 

 

 

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越後中里駅までは比較的平坦な所を走るものの、ここから一気に山の中へと入ります。

 

標高を稼ぐため、今私が乗っている上り線は「ループ線」と言って、ぐるりとひと回りして上っていきます。

 

土樽駅で登山客が乗ってきて、いよいよ全長9702mの清水トンネルに入る。

 

トンネル内は障害物がないため、ビュンビュン飛ばします。

 

トンネルを抜けると、気温差が大きかったのか、窓が一気に曇って見えづらくなりました。

 

土合駅に着き、たくさんの観光客が乗ってきました。

 

 

 

 

 

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こんどは標高を下げるのに、2回目のループ線でぐるりと回ります。

 

湯檜曽駅から通ってきた所がちょびっと見えたりします。

 

 

 

 

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12時52分、水上駅に到着し、狭い跨線橋に多くの乗客が一斉に通りだす。

 

私はいったん改札の外に出て、目の前のお土産屋さんに入り、まんじゅうとどら焼きを買い、再びホームに入って、13時14分発、新前橋行きの普通列車に乗りました。

 

列車が入線した時、満員電車かと思うほどぎっしりと乗客が詰め込まれ、ドアが開いた瞬間に吐き出されるように降りて行くのを見て、ホント逆方向で良かったと思う次第。

 

車内でまんじゅうとどら焼きで空腹を紛らわせつつも、この後さらに乗り続け、埼玉の実家に着いたのが午後4時半と、およそ9時間半の行程が終わりました。

 

青春18きっぷは安いけど、疲れという代償は大きい。。。(続く)