鞍馬山鋼索鉄道、鞍馬寺
叡山線の鞍馬駅からケーブルカーの乗り場を目指します。
5分ほど歩くと、鞍馬寺の入り口が見え、その境内の中にケーブルカーの山門駅があります。
「普明殿」という看板を掲げた仏堂が駅舎を兼ねています。
自動券売機で「御寄進票」を買います。
これがきっぷの代わりです。
当路線は鉄道会社ではなく、宗教法人が運営しているのです。
鞍馬山鋼索鉄道は、山門駅と多塔宝を結ぶ全長0.2kmしかない短いケーブルカー路線です。
私は叡山線の鞍馬までは乗ったことがありましたが、このケーブルカーは初乗車です。
なぜこのケーブルカーに乗らなかったのかといえば、そもそもこの路線の存在を知らなかったから。
それもそのはず、JRの時刻表に当路線が載っていませんから、見逃すのも無理はありません。
昨年に台風21号による被災で、このケーブルカーがあることを知り、いつか乗りに行こうと機会をうかがっていたのですが、今回ようやく乗れる運びとなりました。
後方から見てみると、レールが通常の茶色いものではなく、ガイドウェイに近いタイプのものなんですね。
途中に行き違い設備はなく、この車両が行ったり来たりしているだけです。
わずか2分ほどの乗車で、多塔宝駅に着きました。
谷側の木々が一部倒れたままの状態ですが、参道は整備されています。
15分弱歩いて、本堂に着きました。
京都の市街地から少し離れただけでこれほど山深いのは、昨年ほぼ同じ時期に行った東京の高尾山と重なります。
しかも霧雲に覆われている点も似ている。。。
私は信心深くないし、雨も降りそうだったので、10分ほど滞在しただけで下山しました。
鞍馬寺の入り口付近にある土産物屋も兼ねたお店で昼食をいただきました。
「鞍馬山ラーメン」という山椒が効いたラーメンで、さほど辛くはなく香りを楽しめました。
少し蒸し暑かったので、冷えたお茶でのどが潤いました。
帰りは叡山線には乗らず、ちょうど国際会館駅行きのバスがありましたので、それに乗りました。
30分ほどの乗車で国際会館駅に着き、ここから京都市営地下鉄烏丸線に乗車。
京都駅に到着。
時刻はまだ午後3時でしたが、だいぶ疲れたので、鉄道旅はここまで。
富山の自宅には午後7時半前に着きました。