只見線1(会津若松~会津川口)
会津若松駅で昼食をとったところで、いよいよ只見線に乗車です。
13時7分発、会津川口行きは4番線からの発車です。
こちらの列車は只見線ではなく、会津鉄道会津線で、12時54分発、東武日光行きの快速です。
1両目(宝くじ号)は転換クロスシート、2両目(赤い車両)は回転リクライニングシートと、グレードの高い設備を備えた車両ですが、これに乗ってはいけません(笑)
会津鉄道の列車が出発していった後、すぐに2両編成のディーゼル車が入線してきました。
これがJR只見線で、今月14日(土)に、新潟地区から転入してきたばかりの車両です。
車内は進行方向左側が2人がけボックス席、右側が4人がけボックス席が中心で、一部にロングシートです。
私はちょうど11年前にも友人と一緒に只見線に乗ったことがあり、その時は全ての席が塞がるのみならず、立ち客も大勢いて、とても窮屈な思いをしました。
今回は空席が目立ち、平日ということもあるのでしょうが、明らかにコロナの影響を受けています。
13時7分定刻通りに出発した列車は、七日町、西若松と停まり、この辺りは住宅街なので地元客の乗り降りがあると同時に、鶴ヶ城を中心とした古い町並みがありますから、観光客も降りて行きました。
遠くに磐梯山が見え、視界良好。
只見線は西若松駅を出た後、西に向かって走り、さらに会津高田で北へと向きを変えます。
つまり、会津盆地の南側をぐるりと迂回している状態です。
スピードは自動車が一般国道を走るぐらいで、単調な景色、昼食後、そして気温20℃という環境が揃い、睡魔にとっては絶好のチャンス。
朝早く出発した私には効果てきめんでした。
13時45分頃、会津坂下駅にて反対列車との待ち合わせ。
会津川口方面から来た3両編成の列車が、席がほどほどに埋まっている程の乗客をかかえて出発していきました。
反対列車との交換後、当列車もすぐに出発です。
只見線はここから勾配を上げ、山の中へと入ります。
速度はきわめて遅く、自転車並みです。
塔寺駅。
木々が林立した何もない駅です。
温泉地、会津柳津は民家だけでなく、お土産屋さんも見えます。
駅の先で、日本三大虚空蔵の1つ、円蔵寺の裏側を走ります。
会津桧原駅と会津西方駅の間で、撮影スポットで有名な第一只見川橋梁。
水がエメラルドグリーンの色をしています。
宮下ダムに差し掛かり、ダムから勢いよく放水されています。
その先で、第三只見川橋梁を渡ります。向こう側の国道は覆道となっていますね。
当列車も、間もなく終点の会津川口駅に到着です。
時刻は15時7分。
ホームの目の前には只見川が流れています。
残念ながら、この先只見駅までの区間は、2011年(平成23年)7月の新潟・福島豪雨の影響で、いくつかの橋梁が流出等し、不通となっています。
なので、ここからは代行バスに乗り継ぐことになります。(続く)