ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

三陸鉄道リアス線(宮古~釜石)

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9時46分に宮古駅に到着した盛行きの普通列車は、当駅で16分の停車です。

 

浄土ヶ浜」の最寄りアクセスにもなっており、3回目にしてぜひ行ってみたかったのですが、この先の旅程のことを考えると、断念せざるを得ませんでした。

 

まあ、あんまりいい天気とは言えないし、もしバスが混んでいたら嫌ですから、諦めがつきやすいのではありますが。

 

とはいえ、当駅からの乗客が非常に多く、座席はもちろんのこと、通路にかなりの数の立ち客も出ていました。

 

月曜日でこれですから、週末になったらと思うと、空恐ろしい気になります。

 

 

 

 

 

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そのような状況の中で、大変心苦しいですが、ここで久慈駅で買った「うに弁当」を開くことにします。

 

なぜなら、この後の旅程で昼食をとる時間がないことと、弁当の鮮度が落ちるのを避けるためです。

 

 

 

 

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包みを開くと、中には蒸したウニが箱にたっぷりと敷き詰められているではありませんか。

 

ウニの下にはウニの炊き込みご飯がのぞき、添え物は沢庵とレモンだけ。

 

このシンプルさは、人の心に印象付けやすいですね。

 

さっそくひと口ほおばると、口の中でウニの味が広がります。

 

最後までウニを楽しめる贅沢な一箱でした。

 

 

 

 

 

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観光客をぎっしり詰め込んだ列車は、定刻通り宮古駅を出発しました。

 

未乗区間ですから、どんな景色に巡り合えるのかワクワクします。

 

 

 

 

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列車の速度は遅く、並行する国道を走る車とどっこいどっこい。

 

津軽石駅で保育園児たちが当列車に手を振って見送ってくれました。

 

 

 

 

 

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海が見えても、三陸特有の複雑に入り組んだ地形のため、すぐに川沿い、さらには山の中へと入ります。

 

ひと山抜けると、再び平地、街中と景色は変わっていきます。

 

陸中山田駅に着き、ピカピカの駅名標を見ると、そういえばかつてJR山田線だったことを思い出させます。

 

もっとも、私はJR時代に乗っていませんから、実際に見たわけではありませんが、どんな駅名標だったのか、なんとなく想像は付きます。

 

当駅でも保育園児たちが手を振って見送ってくれました。

 

やはり鉄道は地域のシンボル的な存在なんですね。

 

 

 

 

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岩手船越から浪板海岸にかけて海岸線を通ります。

 

見所なので、列車の速度を落としての運転です。

 

国道が山側になるので、車の往来に邪魔されることなく見ることができます。

 

うっすらと日が差してきましたが、まだ厚い雲に覆われている感じです。

 

 

 

 

 

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吉里吉里地区は、震災報道などでよく見聞きましたが、実際に駅周辺を見ると、こんなにも住居が密集しているのかと驚きました。

 

以前バスで通った時は、そもそもルートが違うこともありましたが、大雨だったことも重なり、町の様子を見ることができませんでした。

 

鉄道とバスとで町の印象が変わるのもおもしろいですね。

 

 

 

 

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トンネルを抜け、大槌に入って再び海沿いです。

 

といっても、津波対策のための堤防やらで海の様子は見えません。

 

 

 

 

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次の鵜住居駅の裏側に、昨年ラグビーワールドカップ2019で使用された「釜石鵜住居復興スタジアム」があります。

 

 

 

 

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両石を出て、しばらくすると右手からJR釜石線が近づき、11時26分、釜石駅に到着です。

 

当駅で6分の停車です。(続く)