大雪日記1
大雪となった1月7日(木)から10日(日)までの様子を日記にします。
1月7日(木)
天気予報ではこの日から大荒れの天気と報じられていましたが、朝の段階ではそれほどでもありません。
むしろ晴れてきて、気温も上がってきた感じ。
仕事なので、朝の電車に乗り、富山駅へ。
風もなく、穏やかな天気で、まるで「嵐の前の静けさ」でした。
午前中に車を使う仕事が2回あり、9時頃はそうでもありませんでしたが、11時半を過ぎると、空が急に暗くなって、風が強くなりました。
そして雨が降り出し、横殴りの雨で、さながら「台風」みたいでした。
職場で家でつくったお弁当を食べ、パソコンで電車の運行情報を見ていたら、すでに遅れの情報が。
家に帰れなくなるとまずいので、上司にお願いをして午後2時に仕事を切り上げました。
雨風が強く、富山駅までとても歩ける状態ではなかったので、路面電車で向かいました。
こちらは通常通りの運行で、信号待ちの時に横揺れが激しかったものの、何事もなく富山駅に到着。
続いて、あいの風とやま鉄道に乗ろうと、改札口に向かうと、残念なことに「強風による運転見合わせ」のお知らせが。
係に人によれば、風が収まったら運転を再開するとのことで、いつ再開するか分からないまま待ち続けた結果、車内が混雑してはこのご時世かなわない。
幸い、私の住んでいる所は富山地方鉄道が並行しているので、そちらを利用しに電鉄富山駅に向かいました。
外はビュービューと吹き荒れているにもかかわらず、この路線はどういうわけか運行されていました。
振り替え輸送は効かないので、改めて運賃が必要になりますが、ICカードを持っているので、10%割引となります。
次の電車が特急なので、特急料金110円もプラスして乗車です。
乗車率は、私のように富山駅から流れてきた乗客を入れても、50%に届いていない感じでした。
とはいえ、さすがに反対列車が強風や雪で遅れているらしく、単線なので、さっそく次の稲荷町駅で待ち合わせ(通過扱いのため、乗降はなし)です。
車両基地には昨年回送されたばかりの元西武鉄道の特急「ニューレッドアロー」が留置され、しかも先代の「レッドアロー」と並んでいました。
まさかの富山でおよそ25年ぶりにご対面することになるとは、ちょっと感慨深いです。
最初の懸念事項であった常願寺川橋梁では、スピードを落としながらも、するすると渡りました。
柵のない橋梁で、よく渡れるなと感心します。
上市駅でスイッチバック(進行方向が逆)のため、座席を反対に転換。
中加積駅で反対列車が来ないにもかかわらず、信号待ちのため、数分停車(乗降扱いなし)。
そして、中滑川駅は乗降扱いであるものの、やはり信号待ちで数分停車しました。
隣のあいの風とやま鉄道は滑川駅で乗客を乗せた電車が停車しており、おそらく強風でずっと動けていないのでしょう。
それを横目に我が列車はさっそうと滑川駅を通過していき、吹雪の中を走っていきます。
早月加積駅で反対列車との待ち合わせ。
だいぶ遅れているらしく、数分停車した後、反対列車がやってきて、男子高校生を1人降ろし、さっさと出発していきました。
当列車もすぐに出発。
次の懸念事項であった早月川橋梁はさすがにそろりそろりと慎重に進んでいきました。
いや、それでも渡っただけでもすごいですが、とにかく最寄り駅に着くことができました。
改札口にはあいの風とやま鉄道に乗り損ねた人たちで長い列をつくっていました。
外に出ると、雪は年末年始に積もったのが残っている程度で、この時はまだ積もっていませんでした。
その代わり風が強く、傘がまともにさせないぐらいの荒れ具合で、歩くのに難儀しました。(続く)