ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

上田電鉄別所線1(上田~別所温泉)

3月28日(日)におよそ1年5ヶ月半ぶりに復旧した上田電鉄別所線

 

令和元年10月に来た台風により千曲川の橋梁が崩落し、長らく全線運行が待たれましたが、無事に復旧・運行再開できて嬉しい限りです。

 

そこで、再開したばかりの当路線に乗ろうと、4月19日(月)に、久しぶりに鉄旅に出かけました。

 

 

 

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別所線の上田駅改札口。

 

北陸新幹線上田駅に着いたのが10時10分で、別所線の発車時刻が11時10分と1時間も待ち時間があります。

 

すこぶる接続が悪いですが、その間に何かいろいろなことをしておきましょう。

 

 

 

 

 

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まずは、きっぷを購入しないと始まらない。

 

今回は別所温泉駅までの往復に、温泉施設のチケットが付いたものにします。

 

通常より340円お得です。

 

 

 

 

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しなの鉄道ホームに入線してきた電車を見ると、先月に運行されたばかりの新型車両が。

 

これを見たからといって、何だと思いますが、まあ鉄道好きとしてはちょっと嬉しいわけです。

 

 

 

 

 

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さて、駅の南側に出ます。

 

 

 

 

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駅前の通りを歩いてすぐの所に、千曲川に突き当たります。

 

右手には、件の鉄道橋梁が架かっています。

 

 

 

 

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川の増水で対岸の堤防が崩れ、この橋梁も一部が崩落したわけです。

 

いま、こうして見ると、復旧して堂々とした姿を感じ取れます。

 

 

 

 

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上田行きの電車がやってきました。

 

橋の上で減速することなく、まるで今まで通りの速度で、するすると通っていきました。

 

なんだか日常を取り戻したかのような安心感を与えます。

 

 

 

 

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まだ少し時間があったので、駅ナカのお土産屋でどら焼きを買い、北側の広場で食べました。

 

朝食はとったけれど、小腹が空き、昼食までまだ1時間ぐらいありそうだったから、おやつで満たします。

 

 

 

 

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改札口を通ると、「鉄道むすめ」のキャラクターが迎えてくれました。

 

ちなみに右の「八木沢まい」は、今年の鉄道むすめ総選挙で2位をとったそうで、運行再開したばかりの上田電鉄にとっては幸先の良いことでしょう。

 

 

 

 

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片面ホームに別所温泉行き2両編成の電車がちょこんと停まっていました。

 

元東急の車両です。

 

 

 

 

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車内もワンマン改造を除けば、ほぼ東急時代のまま。

 

ただし、中吊り広告の代わりに、折り紙の作品が吊るされていて、ローカル線ではよく見かける光景ですが、こういう手作り感は温かい気持ちにさせてくれます。

 

 

 

 

 

乗客状況は、ロングシート席にまだ空きがあり、地元客と観光客が半々といったところ。

 

平日日中さまさまです。

 

 

 

 

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好天に恵まれ、遠くの山々までくっきりと見えます。

 

大学前駅と下之郷駅で降りる人が多く、車内はさらに空いてきました。

 

カーブが多く、駅間が短くてのんびりした速度で進み、さらに踏切音が東急と同じだからか、東急池上線とダブります。

 

ただ、別所温泉駅に向かって進めば進むほど、上り勾配がきつくなるのは、山岳路線っぽい感じがします。

 

37分の乗車で、終点の別所温泉駅

 

 

 

 

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電車から降りると、目の前に塩田中学生たちによるお祝いのメッセージが。

 

高校生になれば、多くの生徒がお世話になるでしょう。

 

 

 

 

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私は当駅に来るのは5年半ぶりですが、あの時は冬の曇り空で、観光客の姿はほとんどなく、なんと寒々とした光景だろうと思いました。

 

今回も観光客は少ないですが、晴れて暖かいので、そんな寂寞とした雰囲気を塗り替えることができました。

 

残念ながら駅前の桜は終わりかけでしたが、代わりに若葉がたくさん出てきて、少し気分が盛り上がります。

 

さて、ここで引き返すことはせず、さらに別所温泉の町へ繰り出します。(続く)