時刻表旅行2 ~東京駅発、鹿島臨海鉄道大洗線、JR鹿島線乗りつぶしの巻~
これらの路線は、茨城県の鹿行地域を走っているが、あまりメディアには取り上げられず、個人的には地味な路線だなぁと思う。
しかし、2004年に私が初めてこれらの路線を乗車した時の感動は、今でも忘れられない。
水郷地帯を満喫するには、ぜひこの2つの路線に乗ってほしい。
(交通新聞社『JR時刻表 2017年11号』を使用)
起点は、東京駅としました。
前回同様、①「列車に乗るだけ」、②「モデル区間は有料列車を使わない」の案ですが、今回は時間に余裕があるため、アレンジすることも可能です。
あと、※は完全主観的コメントです。
※いよいよ出発です。北千住駅まではゆっくりで、その後、かなりスピードを出します。
特に取手より先は、普通列車なのに最高速度130km近い爆走をすることもあります。
この列車は途中の土浦駅で列車の切り離しがあるため、前5両のどこかに乗ると乗り換えをせずに済みます。
12:58 水戸駅着
※鹿島臨海鉄道大洗線は第3セクターなので、いったん改札を出て、改めて切符を購入する必要があります。
35分あるので、昼食、トイレを済ませておきましょう。
※鹿島神宮駅までの56.2kmを1時間23分で結ぶ。
最高速度は95kmと、意外とスピードを出します。線内は水戸駅付近を除き、踏切がありません。
北浦湖畔駅で右手に北浦が見えます。
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅という長い駅名があります。早口言葉で3回言ってみよう。
14:56 鹿島神宮駅着
※4分しかないので、切符は予め買っておくと安心。
ない場合は、車内で払うか、下車駅で清算します。
※佐原駅まで17.8kmを22分で結ぶ。
鹿島神宮駅は高架です。出発後数分で、ハイライトの北浦橋梁(1236m)を渡ります。
文字通り、北浦の上を走っており、冬の晴れた日は、傾いた陽が湖面にキラキラと映ります。
以上から3か所の長大橋梁を渡り、半分以上が高架で走るので、見晴らしがとても良い路線です。
17:11 千葉駅着
17:21 千葉駅発(総武線快速)
※始発列車ではないので、座れないかも。。。
18:00 東京駅着(平日Ver)
18:03 東京駅着(土曜休日Ver)
※地下です。他の路線を利用する場合、いったん上に上がる必要があります。
①+②+③=5,780円です。(①の区間のみICカードが使えます。その場合、運賃は2,268円です。)
なお、青春18きっぷでは、①と③が適用範囲で、1日利用2,370円(通常は4,210円)と1,840円オトクです。
また、遠方から利用する場合、東京までの往復運賃はかかりますが、新幹線や特急列車等の利用で、新青森駅(東北新幹線)、秋田駅(秋田新幹線)、山形駅・新庄駅(山形新幹線)、新潟駅(上越新幹線)、金沢駅(北陸新幹線)、松本駅(特急あずさ・中央線)、広島駅(東海道・山陽新幹線)も、「時刻表上」では日帰り可能です。
ぜひ、気軽に大洗線と鹿島線の素晴らしい水郷地帯を堪能してみてはいかがでしょうか。