福井鉄道福武線、西山公園、神明社

今日は福井県の越前武生駅と福井・田原町駅間を結ぶ福井鉄道福武線に乗って、鯖江市の西山公園と神明社に行ってきました。

旅の始まりは、ＪＲ北陸本線の武生駅から。

お昼はまだなので、腹ごしらえに駅構内にある立ち食いソバ屋「今庄」で、天ぷらそばをかきこむ。

福井鉄道の越前武生駅はここから徒歩４分程北へ。

土曜休日は、一日乗車券が買える。５５０円。

ホームに行くと、１３時１４分発の急行、鷲塚針原行きが停車していました。

次世代型路面電車の車両で愛称が「ＦＵＫＵＲＡＭ」（フクラム）。

路面電車の車両で急行とは珍しいですね。

一級河川の日野川を渡ります。

まずは越前武生駅から５つ目の西鯖江駅で下車。

なお、福武線は雪によるポイント故障を防ぐため、スノーシェルターを設置しています。

歩くと５分で西山公園入口に到着。

実はその手前で、錦鯉品評会が開催されていました。

体長１ｍを超える鯉がたくさんいました。

重厚感に溢れ、貫禄が出ていますね。

さて、公園の入り口付近に、道の駅「西山公園」がありました。

ここで、吉川ナスを使ったハンバーガーが食べられるそう！？

これは食べるしかありません。

ちなみに吉川ナスは鯖江市のかつて吉川村と呼ばれた地域で栽培された茄子で、丸い形をしています。

果実が大きい割に皮が薄く、すぐ傷みやすいから、栽培方法が難しいそうです。

私は「吉川ナスと山うにマヨネーズソースバーガー」を注文しました。（他にも２種類ありました。）

山うにも鯖江市の特産品で、柚子と福耳唐辛子、鷹の爪や塩を丁寧に練り上げたもの。

見た目が塩ウニに似ており、山で作られたことから、「山うに」と呼ばれたのだとか。

一口食べると、サクッとパンの食感から始まり、吉川ナスのジューシーな甘さとピリリと辛い山うにの相性が抜群！

この秋限定の商品で１つ３５０円。

鯖江市に来たら、ぜひ一度食べてみてほしいです。

公園の入り口の階段を登り、展望台や嚮陽庭園（きょうようていえん）などを見て回りました。

紅葉は１６００本以上あるそうです。

なお、展望台から「祈りの道」という道を歩くと、地蔵が並んでおり、笑顔や憤怒など愉快な表情を楽しむことができるのだが、１体だけなぜかドラえもん像がいました！？

どんな像なのか、行ってみてください（＾＾）

なお、１１月１８日（土）、１９日（日）は紅葉祭りだそうです。

また、今月末まで１８時から２０時までライトアップで紅葉を見ることもできます。

１６００本の紅葉が待ってますよ！

西鯖江駅に戻り、１５時６分発の普通列車に乗り、次は神明駅で下車。

予定していなかったのですが、駅近くに何やら広めの森を発見。

何かあるに違いないと思い、下りてみました。

歩くこと５分弱で、その森に到着。神明社という神社でした。

入り口の左手に、旧瓜生家の住宅がありました。

江戸時代（元禄年間）に建てられたらしく、県内最古の住宅で、なんと「国の指定文化財」です！

岐阜県や富山県の合掌造りを思わせますね。

中に入ると囲炉裏、台所、板の間、畳敷きとなっており、閉め切られているせいか暗かったです。

昔は電気もないから、その時代の雰囲気を味わえたような気がします。

この「烏ヶ森」（からすがもり）は、およそ５万坪の広さを持ち、原生林に近いままだそうです。

天然記念物として市の指定文化財とされています。

神明駅に戻り、１５時４５分発の普通列車。

またまた「ＦＵＫＵＲＡＭ」がやってきました。

赤十字前駅からフェニックス通りという道路上を走り、路面電車らしくなります。

市役所前駅でスイッチバック。

福井駅に向かうためです。

１６時２０分に福井駅到着。

福武線の福井駅はＪＲ福井駅の前に停まり、乗り換えが便利です。

いわゆるＬＲＴというと、富山県が有名だが、実は最近、福井県も路面電車を中心とした街づくりに力を入れています。

福井駅西口もだいぶ変わりました。

ハピリンという総合ビルができて、１階には「ハピテラス」という広場があり、イベントが開催されています。

この辺りも富山市のグランドプラザに似ていますね。（下の写真は富山市のグランドプラザ）

さて、小腹が空いてきたところで、食事です。

ここはやはり、福井名物ソースカツ丼とおろしそば。

ウスターソースがサクサクカツに染み込んで美味しい！

カツの厚さは薄いから食べやすい。

一方、おろしそばは大根おろしが効いてさっぱり風味。

もうすぐ冬ですが、まだまだ秋は楽しめます。

ぜひ福井鉄道福武線に乗って、ちょいと出かけてみてはいかがでしょうか。

きっと面白い出会いがありますよ！