ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

近江鉄道本線(八日市駅~高宮駅)

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10時12分発の米原行き2両編成の普通列車が、八日市駅に入線。

乗客は15名ほどで高校生やお年寄りなど地元の人が中心でした。




近江鉄道滋賀県下では最古の私鉄で、1896年(明治29年)6月に会社が創立され、1900年(明治33年)12月に本線が全通。

列車の走行音から、地元では「ガチャコン電車」と呼ばれているそうです。




次の河辺の森駅は地元請願で2004年に開業。

駅前は一面田んぼですが、裏手に集落がポツンとあり、その先に森が広がっています。

進行方向左手から東海道新幹線が近づき、くぐった先に五箇荘駅

この駅からしばらく新幹線と並行します。

近江鉄道が時速60kmで走っている隣で、新幹線が時速260kmくらいで追い越していきました

一級河川の愛知川(えちがわ)を渡り、川名そのままの愛知川駅を過ぎると、次の豊郷駅では、車内放送でアニメ「けいおん!」のモデルとなった豊郷小学校が紹介されます。

さらに次の尼子駅前には、主に電線(ワイヤーハーネス)を製造する古川AS株式会社がありました。



近江鉄道の車窓を眺めていると、時々駅前に工場や会社があるのは、さすが全国有数の内陸工業県だな~と思うけど、それ以上に田んぼが広がっているのには意外でした。

滋賀県って、あんまし米どころというイメージがなかったからです。

それでスマホでググってみると、「近江米」というブランドがあり、近畿地方有数の稲作地から「近畿の米蔵」とまで言われているそうです。

2013年秋に「みずかがみ」という新品種が販売されており、琵琶湖をはじめとした豊かな自然環境が稲作に向いているんだなと思いました。



10時36分に高宮駅に到着。

降りると雨がぽつぽつ降り続いていました。(続く)