京都市交通局(烏丸線、東西線)
京都駅から地下鉄烏丸線に乗り換える。
旅程としては、まず南側の終点竹田駅へ向かい、折り返して北側の国際会館へ。
さらに折り返して二条で下車。
折り返しを4度もしなければならず、しかも観光地へは一切寄らないという、阿保らしさ。
京都駅で大半の乗客が降りて、車内はガラガラ。
階段を上って反対側のホームへ行く際、監視カメラがじーっとこちらを見ていて、一応1日フリー切符を持っているとはいえ、あまりいい気持ちはしない。
再び国際会館行きの列車に乗り、再び地下へ進んでいく(というより戻っていく。。。)
先ほど乗車したばかりの京都駅に着くと、観光客や外国人などたくさんの人が乗ってきた。
立ち客が出るほど賑わう車内は、しかし3つ先の烏丸御池駅で降りてしまい、再びスカスカになる。
終点の国際会館駅に到着後、2度目の折り返し。
さすがに同じ車両に乗っているのは気が引けるので、別の車両に移動し、再び乗車。
トンネルばかりの単調な景色で、することもないのでしばし眠る。
目を覚ますと、ちょうど烏丸御池駅に到着する頃だったので、むくりと立ち上がり、立ち眩みを覚えつつも下車する。
地下3階へ下ると、ホームから天井までホームドアで覆われた東西線にたどり着く。
にもかかわらず、車内は多くの乗客で賑わっていた。
やはり車内は立ち客が出るほど賑わっていて、烏丸線より多いと思われる。
ふと中吊りを見ると、関西の学校や観光など京都付近の広告が多く、改めて中吊りにも地域性が出ているんだなと思う。
秋に嵐山本線に乗車した時、この駅周辺は住宅街やマンションが立っているごくフツーの様子だったと記憶している。
ここで最後の折り返し列車に乗り、程なくして二条駅で下車。
そのため、運賃収入だけでは総工費を賄えず、全国の地下鉄一苦しい経営を強いられたところに、2013年にこの企画が立ち上がった。
クラウドファンディングで当初は100万円、30秒のPRアニメの予定が、予想を超える1000万円が集まり、最終的に12分のアニメが出来上がった。
2014年度の累積総額は3108億9900万円とまだまだ苦しい状況だが、確実に乗客が増えているという。
交通局の壮絶な努力、そしてそれを温かく支えてくれる人がたくさんいて、鉄道が成り立っているんだな。
さらに、自分もほんのささやかだけど列車に乗って応援したいなと、帰りの列車内で振り返ってみて思いました。(終わり)