ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

岳南電車

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8時47分発沼津行きの東海道本線に乗り、次の興津駅を出ると、薩た峠・鉄道・国道1号線・東名高速道路駿河湾という特異な景色を見ることができます。(台風なんかでテレビ中継されることがあります。)

そういえば、ちょうど真裏の新潟県にも、親不知・越後トキめき鉄道線・国道8号線・北陸自動車道日本海と、そっくりな景色の構図がありましたね。

富士川を越え、進行方向左手に化学工場が見えてきて、9時14分吉原駅に到着。

岳南電車(岳南線)の切符窓口で1日フリー乗車券(700円)を買いました。

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9時20分発の電車は1両編成。

地元客が中心で、20名ほどでした。

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岳南線は全長9.2kmの短い路線で以前は貨物輸送もあったが、2012年に廃止され、経営がより苦しくなった。

だから上の写真のように、地域や学校ぐるみで支えなければいけないのでしょう。

ただ、そうした現実を抜きにしても、やはり子供達の作品には子供なりに調べた沿線情報や感想(思い)、絵も入っていて分かりやすく工夫されています。

パソコンとは違う手作り感が、温かみをもたらしています。






ガタンと揺れて出発すると、しばらくして右に急カーブし、化学工場の間をすり抜けるように走っていきます。

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実は岳南線は2014年に「日本夜景遺産」に認定され、鉄道本体としては初の事例を収めています。

ホームページには夜景を売りにしたイベントもあります。




東海道新幹線をくぐり、今度は進行方向右手にボーリング場「ROUND1」などロードサイド型店舗が見えてきて、この辺りに駅かなと思いきや、まだ2分程走り続けてジヤトコ前駅に到着。

駅名通り、前には日産自動車グループの部品メーカー「ジヤトコ」がある。

次の吉原本町駅は有人駅で、この一帯が旧吉原市の中心街。

ホテルやビルも散見されました。

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岳南線には、かつて盛んだった貨物取扱の跡地が見られます。

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ちょっとした畑も見られます。

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昔ながらの家々。

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ミカンの木も(ちょっとですが)、見られました。

再び東海道新幹線をくぐり、9時40分、終点の岳南江尾駅に到着。

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ホームには花が手入れされています。

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ここはモーニング娘のPVドラマのロケ地だったんですね。

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駅前は殺風景ですが、新幹線の向こう側は住宅街が広がり、マックスバリュ富士江尾店もありました。

残念ながらゆっくり滞在することができず、9時43分発の折り返し列車に乗って戻りました。

吉原駅10時7分発の東海道本線熱海行きで、次は沼津駅御殿場線に乗り換えます。(続く)