ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

御殿場線

10時23分に沼津駅に着いた私は、次の御殿場線、10時53分発国府津行きまで30分弱の時間があったので、駅中の本屋に行って本を買い、さらに駅弁を買いました。

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御殿場線沼津駅国府津駅を結ぶ全長60.2kmのローカル線。

1889年(明治22年)に東京と大阪を結ぶ鉄道の一部として開業し、1909年(明治42年)に「東海道本線」と名付けられました。

そして1934年(昭和9年)、現在の東海道本線丹奈トンネルが開通し、それまでの「東海道本線」は御殿場線へと名前を変えてローカル線に成り下がりました。

したがって、現在の御殿場線は単線でありますが、随所に複線跡が見られます。




4両編成の列車が沼津駅をゆっくり出発すると、すぐに左へとカーブして東海道本線と別れ、大岡駅に停車。

車内に乗客は数人しか乗っておらず、外からの乾いた風の音以外は静かでした。

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御殿場駅までは進行方向左手に富士山を眺めながら進みます。

先ほどの岳南電車東海道本線では雲に覆われて、今日は見れないかなと半ば諦めていたのですが、運よくその姿を拝むことができました。

冬の太平洋側は乾燥した晴天日が多く、くっきりとした富士山を見るのに絶好な季節ですね。

11時23分、御殿場駅到着。

ここから静岡・神奈川県境区間は山岳地帯に入ります。




ここで駅弁タ~イム!

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桃中軒の「奥駿河磯ちらし弁当」(800円)です。

特産の桜エビをはじめ、サーモン、タコ、蟹身など豊富な具材がたっぷり詰まった弁当。

手ごろな量だし、さっぱりしていて食べやすかったです。

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列車は二級河川の酒匂川に沿って走ります。

ローカル線に駅弁という組み合わせは絶妙で、むしろ駅弁は車内でこそ美味しく感じられると思うのです。

一人で景色を見ながら駅弁を堪能するのも良し、グループで楽しく会話しながら食べるのもまた良し。

駅弁が鉄道旅の思い出の構成要素にもなります。

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駿河小山駅を過ぎると、いよいよ神奈川県に入ります。

列車は何回か酒匂川を渡ります。

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山北駅手前で菜の花が咲き始めていました。

4月に入れば、この辺りは桜のトンネルが見られます。

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松田駅を出発して小田急小田原線を超えた向こう側に、新宿から来た特急あさぎり3号が短絡線を渡っているところでした。

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上大井駅周辺は梅が開花していて、散策している人もいました。




12時11分、終点の国府津駅に到着。

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12時17分発の東海道本線上野東京ライン経由)、古河行きに乗り、次は茅ケ崎駅で相模線に乗ります。
(続く)