ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

名鉄羽島線・竹鼻線

鉄道には本線と支線の2種類に分けられ、本線といえば、①特急列車など優等列車がある、②輸送量が多い、③運行本数が多い、というイメージがあります。

名古屋鉄道名鉄)でいえば、名古屋本線がそれに当たります。

それに対して、支線というと本線に比べて優等列車が少なく、スピードをあまり出さない普通列車(各駅停車)ばかりのイメージがあります。


JRだと、支線であっても風光明媚な景色を見せてくれることが多くありますが、さて私鉄となるとどうなのでしょうか。



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3月3日(土)の10時13分、東海道新幹線岐阜羽島駅が今回の始まりです。

腹ごしらえに駅ナカの定食屋に入って、親子丼とそばの定食を済ませます。

北口を出ると、右手の脇に名鉄羽島線新羽島駅がポツンとありました。

無人駅のようです。

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誰もいない改札をICカードで通り抜けると、ホームにつながる階段を上ります。

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高架ホームに線路が1本という簡素なつくりです。

10時51分発の普通列車笠松行き、4両編成が到着。

ピッカピカの新車です。

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乗客は新幹線からの乗り換えという人がほとんどなく、地元の人が中心でした。

やはり岐阜羽島という中途半端な立地が観光客を遠のかせているのでしょうか。

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列車は出発すると左にカーブして東海道新幹線と分かれ、しばらく高架区間を走ります。

そして、地上へ降りると1駅目の江吉良駅に着きます。

ここから路線名が羽島線から竹鼻線へと変わります。

なぜこんな半端な所で路線名が変わるかというと、昔江吉良駅から大須駅まで線路が延びており、実は竹鼻線笠松駅大須駅を結ぶ名鉄名古屋本線の支線だったのです。

そして1982年、江吉良駅から分岐する形で今乗ってきた羽島線が開業しました。

つまり、羽島線は言うなれば「支線の支線」だったわけです。

しかし、2001年に当駅から大須駅までの区間が廃止されると、江吉良駅は分岐駅としての機能を失いました。

その結果、竹鼻線羽島線があたかも1つの路線になったかのようになり、江吉良駅は実質的には中間駅となってしまったのでした。

ま、現在は利用者にとって路線名が変わろうとなかろうと、列車はそのまま進んでしまうのですから、どうでもいいといえば、それまでのことですが。。。




さて、竹鼻線沿線は基本的に住宅街を走り、車窓は退屈そのものですが、唯一、竹鼻駅周辺は古い瓦屋根づくりの街並みが見られました。

そんな沿線のためか、やっぱり利用者の大半は地元の人です。

なぜか私が乗った車両には女性客が多く、男女比がおよそ4:16でした。

11時13分、笠松駅到着。

名鉄名古屋本線の特急列車に乗って、名鉄一宮駅に向かいます。(続く)