倉敷美観地区、水島臨海鉄道
12時34分、倉敷駅に到着。
倉敷川に沿う形で、江戸時代漂う町並みが保存されています。
白壁なまこ壁土蔵など古い建物だけでなく、大原美術館など世界的名画も見られるそうです。
また、川舟にも乗ることができ、ゆっくりと町並みを見ることができます。
せっかくなので、私は「倉敷いろはに小路」というお店で、県産の桃を使ったソフトクリームをいただきました。
甘さ控えめでさっぱりとしていて食べやすかったです。
周りを見ると、食べ歩きをしている観光客がたくさんいました。
思うに、良い街(地区、商店街)とは、特にクルマを気にせず、気軽に食べ歩きができる所ではないでしょうか。
倉敷駅の脇に引っ込んだ所にあり、明らかに地元住民のための路線なのかなと思いました。
失礼ながら、一ローカル線でそれほど利用されていないと思ってましたが、良い意味で裏切られました。
地元には無くてはならない路線なんですね。
この路線も基本的には住宅街を走り、一部区間は高架で見晴らしが良いですね。
しかし、水島駅を出ると、景色が一変!
工場や漁港地帯を通ります。
終点の三菱自工前駅まで一駅ながら利用者が少ないため、ダイヤも朝夕中心で日中の本数は2~3時間に1本と減ります。
終点の三菱自工前駅のホームは片面一線の簡素なつくりとなっています。
もちろん無人駅です。
なお、線路はこの先、倉敷貨物ターミナルまで延びており、私が乗ったこの列車も回送となって走っていきました。
スロープを降りると、大通りに出て、ちゃんと歩道が整備されています。
目の前は三菱自動車工場です。
折り返しの列車が設定されていないため(次の列車は16時12分!)、1つ手前の水島駅まで歩いていくことにしました。
右側の途切れている線路は、2015年まで使われていた西埠頭線という貨物線です。
まだ一部の線路が残っていますが、放置状態ですね。
こちらが三菱自動車工場の入り口で、トラックが往来していました。
港にも近いし、立地には打ってつけなんでしょうね。
水島駅の近くまで来ると、住宅が現れてきます。
なんとかセンターという交流施設も見られました。
余計な装飾がないサッパリとした高架駅ですね。
駅前にはマンションが立っていて、新興都市と思わせます。