ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

大阪メトロ中央線、南港ポートタウン線、四つ橋線、今里筋線、千日前線、長堀鶴見緑地線、谷町線、御堂筋線、泉北高速鉄道線

2日目(4月15日)の朝、降りしきる雨の中、ホテルから阿波座駅に向かい、自動券売機にてこの日も1日乗車券「エンジョイエコカード 土日祝」(600円)を購入。


※路線図はこちら↓↓

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まずは、中央線に乗ってコスモスクエア駅に向かいます。

電車は阿波座駅を出ると、一気に高架へと上がり、まるで飛行機が離陸するような気分にさせられます。

けど、眺望の方はというと、残念ながら両側に中央大通りがそびえていて、あまり見ることはできません。

朝潮橋駅手前で中央大通りと分かれると大阪港を渡るので、その時は見えるようになります。

大阪港駅を出ると、再び地下へと潜り、終点のコスモスクエア駅

次の南港ポートタウン線も同じ「大阪メトロ」ですので、改札を通らずにそのまま階段を上ってホームへ行けます。




南港ポートタウン線はAGT路線といって、いわゆるコンピュータによる自動運転です。

4両編成の車内は先ほどの中央線よりもかなり狭く、1つの車両にドアが1つしかありません。

続々と乗客が入ってきて、満席はもちろん、たくさんの立ち客がいるほどの賑やかさでした。

コスモスクエア駅を出発すると、地下から高架区間へと上がります。

沿線は非常に高いビルが多く、1つ目のトレードセンター前駅でおよそ3分の1の乗客が降りていきました。

ポートタウン西駅、東駅は公営住宅が多く、乗客もこれらの駅でほとんど降りていってしまいました。

低い雲に覆われて、しとしと雨が窓に着き、遠くまで景色が見えませんでしたが、晴れていればきっと大阪南港がよく見渡せたでしょう。

フェリーターミナル駅は、大阪南港フェリーターミナルの最寄り駅ですが、ホームには誰一人いないという寂しさでした。

南港東駅を過ぎると、眼下に工場地帯が広がります。

やがて住之江競艇場が見えると、終点の住之江公園駅に到着。

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そのまま地下へ下っていき、今度は四ツ橋線に乗り換えて終点の西梅田駅へ行きます。

四ツ橋線は住之江公園西梅田駅を結ぶ全長11.4kmの路線。

途中、大国町駅から御堂筋線とほぼ並走し、難波、本町、西梅田(梅田)で乗り換えられます。

ただ、大国町駅がホームを挟んでそのまま乗り換えられるため、ほとんどの乗客はそこで乗り換えると思われます。

もっとも、私のような道楽者は西梅田駅まで乗り通し、そのまま折り返すのは気が引けたので、御堂筋線の梅田駅まで階段等を使って15分かけて歩く面倒なことをするわけです。




御堂筋線の梅田駅から本町駅へと乗り、昨日通ったばかりで既視感満載の中央線にまた乗り換えます。

今度は反対の緑橋駅までです。

緑橋駅で今里筋線に乗り換え、ここで今里駅へ向かわず、いったん蒲生四丁目駅へ行ってから引き返して今里駅へ行きます。

どうしてこんな面倒くさい行程を取るかというと、この蒲生四丁目駅で後で乗る長堀鶴見緑地線から乗り換えてそのまま井高野駅へ行きたいからです。

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4両編成で通常の地下鉄より一回り小さい電車に乗り、蒲生四丁目駅で乗り捨てて、反対側の電車に乗り、終点の今里駅へ。

何度も折り返しをすると、はじめは周囲の視線を気にしていたのが、次第にマヒして「どうでもいいや」という開き直る気持ちの方が大きくなっていきます。

今里駅で千日前線に乗り換え、南巽駅へ。

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南巽駅でまた折り返します。

周囲の乗客はまだしも、さすがに乗務員の視線は気になります。

駅で降りずにわざわざ折り返しの電車に乗る変な人だと悟られないように、そっとちがう車両に移動するなどしてやり過ごしました。




しかし、この千日前線南巽駅と野田阪神駅の両終点がよりによって乗り換え路線がないという点で、必ず2回折り返さなければならず、こんな馬鹿馬鹿しいことを2回もしなければと思うと、なんとも心苦しくなります。

かといって、終点で改札を出てすぐにまた改札を通るというのも、変な感じがします。

だから、乗務員や駅員にたとえ趣味人だと思われても、どうせ1日で忘れるだろうと自分に言い聞かせつつ、終点の野田阪神駅でまた折り返します。

玉川駅で下車して地上に出たときは、阿保らしい苦しさから解放されて、ちょっと清々しい気分になりました。。。




玉川駅で降りた私は、大阪環状線野田駅を探すのに少し手間取り、おかげで長堀鶴見緑地線との接続駅である大正駅へ向かう、11時51分の普通列車を逃してしまいました。

次の列車は、大正駅へ向かわないユニバーサルシティ駅方面を挟んで12時7分。。。

16分後!??

大阪のど真ん中を走る路線ですよ・・・

なぜ本数がこんなに少ないの・・・

そう思っても始まらないので、少し考えた末に妙案を思いつきました。

それは次の大正駅へ行かない11時54分のユニバーサルシティ方面の列車に乗り、次の西九条駅で下車。

するとおそらく、この野田駅には停まらないで次の西九条駅に停まる快速列車が来るはず。

調べたわけではないが、16分も間が空くということは、1本ぐらいはあるはず。

その仮説の下、私はやってきたユニバーサルシティ方面の列車に乗りました。

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次の西九条駅に11時56分に到着し、ホームで待っていると、果たして予想通り11時58分の関空・紀州路快速が入ってきました。

大正駅で降り、ちょうど12時になったので、ここでお昼休憩。

駅前の唐揚げ店に入り、500円の唐揚げ定食を注文。

大ぶりの唐揚げは食べ応えがあり、中の肉汁がジュワ~っと出てきて、美味しかったです。

隣のおっさんはこの店の開店時間である11時からずっと入り浸っていて、すでに角ハイなどのお酒を5杯飲んでいました。





腹が満たされたところで、乗りつぶしを再開。

大正駅の地下へ下っていき、長堀鶴見緑地線に乗車。

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今里筋線と同じ4両編成のひと回り小さい車両ですが、乗客は今里筋線より多かったです。

そのまま門真南駅まで通し、そこで折り返して蒲生四丁目駅で残した今里筋線井高野駅行きに乗り換え。

井高野駅で折り返し(←もう慣れた)、太子橋今市駅で谷町線に乗り換え。

この谷町線がまた厄介で、太子橋今市駅から大日駅までは二駅だから良いのだが、そこから終点の八尾南駅まで28.3kmと、直通を除けば、大阪メトロの中では一番長く、しかも八尾南駅から御堂筋線の乗換駅である天王寺駅までの折り返しもおよそ10kmと長いんです。

終点の八尾南駅を除いて全線地下区間を走行するから、読書と睡眠意外にすることがなく、おまけに長時間座り続けたせいで、だんだんお尻も痛くなってきました。

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「ずっと座りっぱに耐えられない!」

そう思った私は、終点の八尾南駅で下車し、どこかカフェがないか見回しました。

ところが、周囲を見ても、カフェどころか飲食店すらある気配がない。

ぱっと見ですが、あるのは生命保険会社やマンション、あとは住宅地ぐらい。。。

反対側の出口の方もあるとは思えず、時間もだんだん迫ってきて探す気にもなりませんでしたので、諦めてそのまま天王寺駅へと戻りました。



天王寺駅で大阪メトロ最後の未乗路線である御堂筋線へ。

なかもず駅まで乗り通し、これで大阪メトロ完乗!

・・・ですが、すぐに次の未乗路線「泉北高速鉄道線」に乗り換えなければいけないので、その気分を味わえず。

時刻は16時を過ぎ、帰りの時間に間に合うか心配になってきた。

というのも、私は新大阪駅17時46分の特急サンダーバード号に乗らなければならないからです。

和泉中央行きの泉北高速鉄道線は、私が乗車した後すぐに発車してくれました。




中百舌鳥駅を出ると、泉北線は地下へと入り、中百舌鳥トンネルを抜けると、高架へと上がっていきます。

窓の外には雲の切れ目から日が差し込み、夕暮れの街へと光り照らしていました。

踏切が1つもない路線は時速110kmで快走していきます。

掘割区間ニュータウンらしく、ショッピングセンターやマンション、団地、お洒落な住宅、そして人工的に植えられた芝生や花などを見せてくれます。

終点の和泉中央駅でいったん改札を出て再び入り直し(←もはや解脱)、来た道を戻って中百舌鳥駅を過ぎ、阪和線との乗換駅である三国ケ丘駅へ。

関空・紀州路快速天王寺駅へ行き、御堂筋線に乗り換え。

わざわざ御堂筋線に乗り換えたのは、天王寺駅から新大阪駅まで乗れば、御堂筋線も「この2日間」で完乗することになりますので、せっかくの機会、乗ることにしました。

中津駅を出ると、地上へと顔を出し、晴れ間が広がった夕空、そこに淀川を渡る様は、今回のフィナーレの景色にふさわしいような・・・

でも、そんな吞気なこと思う暇はなく、御堂筋線に乗ったせいで、新大阪駅での乗り換え時間が10分しかなくなってしまった。

10分もあれば余裕だろうと思われるかもしれないが、実は御堂筋線と在来線のホームは離れていて、通常7~8分程かかります。

夕食用の駅弁も買いたいので、ちょっと急ぎ足で在来線へと向かい、駅構内のお弁当屋さんを見ると、残念ながら行列ができていて買える余裕はなさそう。。。

しかし、その隣の牛肉弁当を販売しているお店が幸い空いていたので、そこで弁当を購入。

無事、17時46分発の特急列車に間に合いました。



これで大阪メトロ完乗の他、阪急千里線、JR和田岬線泉北高速鉄道線も乗り終えました。

ホント、阿保らしいことこの上ないのですが、しかし、大阪そして関西にはまだまだ乗り残している路線がたくさん控えており、いずれはまた来ることになるだろう。

それまで、私の乗りつぶしの闘い(?)は続く・・・