ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

日帰り立山黒部アルペンルート1

富山在住という利点を生かして、立山黒部アルペンルートの日帰り旅行をしました。

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富山地方鉄道立山線寺田駅で、8時9分発の特急列車に乗ります。

やって来たのは、なんと「ダブルデッカーエキスプレス」という車両。

私は2号車の2階席を利用しました。

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2号車利用の場合は、特急料金110円+座席指定券220円が必要です。

特急料金は寺田駅の窓口で購入済みなので、座席指定券のみ車内で支払いました。

1,3号車はまあまあの乗車率でしたが、この2号車はさらに料金がかかるためか、ガラガラでした。

なお、座席はリクライニングや回転ができません。

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ちなみに、こちらが階下席です。

ゆったりとした落ち着いた空間で、ゆっくり休んだりじっくり読書したりするのに向いていそうです。

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岩峅寺駅を出ると、山の中へと入ります。

それに伴って、スピードを落としてゆっくり進みます。

特に千垣駅から有峰口駅にかけて常願寺川を渡る際は、じっくり景色が眺められるよう徐行運転をします。

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3分遅れの8時50分、終点の立山駅に到着。

立山黒部アルペンルートの玄関口で、標高475m。

駅構内はすでに観光客(特に中国人)でいっぱいです。

でも今日は平日だからまだマシな方で、明日はもっと凄まじいことになっていそうで、下手をするとかなり待たされるでしょう。

私はきっぷ売り場で臨時便9時10分発のチケットを購入しました。

こんなに混んでいると、そりゃあ臨時便出しますね。。。

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前面展望のことをすっかり忘れてしまい、車両の真ん中辺りで7~8分立っていました。

座席に座ることができれば、山深い景色をよく見ることができるでしょう。

美女平駅に着く直前が最も勾配がきつく、まるでエレベーターのようでした。

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標高977mの美女平駅で室堂行き、立山高原バスに乗り継ぎ。

9時30分発でこれも臨時便。

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標高が上がるにつれて、樹木の背丈が低くなっていきます。

また、途中、350mという日本一の落差をもつ称名滝を、徐行運転中に垣間見ることができます。

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標高約1800mから富山平野を見ることができます。

まさに「美女平 天空ロード」と呼ばれるにふさわしいですね。

10時15分、標高2450mで立山黒部アルペンルートの最高地点、室堂に到着。

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気温が6℃で南風が吹いていますが、凍えるほどではありませんでした。

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アルペンルートの春景色と言えば、「雪の大谷」。

高さ15m近くある雪の壁は迫力がありますね。

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こちらは室堂ターミナル展望デッキから室堂山展望台方面へ向いた景色。

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標高3015mの雄山方面。

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次は11時15分発、立山トンネルトロリーバスに乗車します。

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車両は完全にバスですが、正式名称が「立山黒部貫光無軌条電車線」と言って、立派な鉄道なのです。

ということは、日本最高地点を走る鉄道はこの立山トンネルトロリーバスで、最標高駅は室堂駅ということになります。(ただし通年営業ではない。)

路線自体は名前の通り、ひたすらトンネルの中を進む味気ないものですが、だからこそトロリーバスにおあつらえ向きなのでしょう。

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大観峰駅で立山ロープウェイに乗り換えます。

ここまで来ると空き出しました。

一方、反対側は激込みで、恐らく室堂を目指しているのでしょう。

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この立山ロープウェイの特徴は、中間に支柱がないことで、後ろ立山連峰黒部ダムをじっくり眺められます。

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立山ケーブルカーと違って、こちらはずっとトンネルの中を走行します。

側溝に地下水が勢いよく流れています。

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12時に黒部湖駅に到着。

外へ出ると、南風が強い。。。

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反対側。

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展望台から見た黒部ダムです。

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展望台には破砕帯からの湧き水が飲めます。

冷たくて気持ちいいです。

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昼食は「黒部ダムカレー」です。

ダムの形をしたグリーンカレーですね。

ヒレカツがサックリしていて、ピリ辛のカレーとよく合います。

ただ、ご飯は米粒が小さく、この食感の好みは分かれそうですね。




お腹が満たされたところで、次は黒部ダム駅13時35分発、扇沢行きの関電トンネルトロリーバスに乗車します。

トロリーバスは今年度で終了し、来年度から電気バスに変わるそうです。

こちらは立山トンネルトロリーバスの倍の時間(およそ15分)をかけて進みます。

途中、破砕帯と呼ばれる湧き水が溢れ出る所を通ります。(青い蛍光灯の箇所)

トンネル内で富山県から長野県へとあっけなく入り、しばらく進むと・・・

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外に出ます!

これを見ると、線路のない鉄道ですね。

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13時50分、扇沢駅に到着。

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立山黒部アルペンルートはここまでですが、私は次の路線バスで信濃大町駅へ向かいます。(続く)