ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

日帰り立山黒部アルペンルート2

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扇沢駅から先は立山黒部アルペンルートではないのですが、ただ往復するのもおもしろくないので、私は路線バスでそのまま信濃大町駅まで行き、そこから大糸線糸魚川駅えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインあいの風とやま鉄道線で帰ろうと思います。

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扇沢駅の窓口で買ったきっぷを手に持ち、14時出発!

暖かな陽気と適度な揺れによって、すっかり眠りへと落ちました。

・・・しばらくして目を覚ますと、バスは大町市街地を走り、14時35分、信濃大町駅に到着。

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駅に隣接するお土産屋さんで、破砕帯の水を使ったサイダー、その名も「ハサイダー」を買いました。

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暑い季節にピッタリで、ごくごく飲みほし、乾いたのどを潤しました。




さて、JRの路線が糸魚川駅までですので、ひとまず自動券売機でそこまでの切符を買い、改札口を通りぬけます。

跨線橋を渡った4番線に、15時8分発、大糸線普通列車南小谷行き2両編成が待っていました。

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ほとんどの観光客は松本・新宿と反対方面の列車を利用するので、こちらの車内はガラガラでした。

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列車は信濃木崎駅から仁科三湖(木崎湖・中綱湖・青木湖)に沿って進みます。

青木湖の遠く先には、雪をかぶった北アルプスが見えます。

青木湖を過ぎると、佐野坂峠を下っていき、進行方向右手に白馬盆地を見下ろします。

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信濃森上駅で姫川を渡ると、その先から川に沿ってゆっくりと進みます。

16時7分、南小谷駅に到着。

ここまでがJR東日本の管内です。

南小谷駅から終点、糸魚川駅までの35.3kmの区間JR西日本の管轄になります。

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16時23分発の糸魚川行き普通列車は、1両のディーゼル車です。

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南小谷駅から先は地形がさらに険しく、大糸線や対岸の国道148号線にはトンネルやスノーシェッドが連続します。

線形が非常に悪く、列車の速度は25km制限区間が多いです。

眼下を流れる姫川は名前のイメージに反して、これまで何度もこの大糸線を運休・不通に追い込んだ暴れ川で、この日も雪解けが進んだせいか、暴れっぷりに拍車がかかっていました。

襟を正させる趣ですね。

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頸城大野駅まで来ると、谷が開けてのんびりとした景色が広がり、それまでの緊張感がほどけていきます。

17時20分、終点糸魚川駅に到着。

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次の日本海ひすいライン、泊行きが18時15分と55分の時間があるので、駅前をぶらついてみました。

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1年半前に起きた大火の再建が、少しずつですが、進んでいます。

単なる再建ではなく、たくさんの人がまちなかを歩き、人と人との「つながり」(コミュニティ)が生まれてほしいですね。

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駅から400m程まっすぐ歩き、国道8号線の下をくぐって階段を上がると、日本海を一望できる展望台にたどり着きます。

南風が吹き、空にはすじ雲が広がり、陽が海面にきらびやかに照らし出す様は、もう気持ち良いですね。




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糸魚川駅に戻り、18時15分発の泊行き普通列車に乗ります。

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親不知(おやしらず)を過ぎ、市振駅を出発すると、日本海に沈む夕日を眺めながら富山県へと入ります。

18時48分、泊駅2番のりばに着き、そのまままっすぐ歩いた先に、縦列駐車のようなかたちで、18時50分発のあいの風とやま鉄道線、快速「あいの風ライナー4号」に乗車します。

着席整理券300円が必要ですが、駅の窓口で買う時間はないため、車内で乗務員から買いました。

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ちなみに、この車両は今年3月にデビューしたばかりの新型で、車内は全体的に白くて明るい雰囲気となっています。

19時過ぎても、西の方ではわずかな明るさが残り、季節はいよいよ春から夏へと移る予感がしました。