都営地下鉄大江戸線
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山手線は、最近、新型車両が走っているのを聞いて、乗れるかなと期待していましたが、やって来たのは、通常の車両でした。
もっとも、いずれは新型車に置き換えられると思いますが。
外には出ませんが、少し離れていて面倒くさい・・・
さて、これから乗る大江戸線は、これがまた、なかなかの苦行で、全長40.7kmの地下鉄線ですが、経路が少し変わっています。
すべて地下区間を走り、しかも快速列車が皆無なので、全線乗り通しは気が重くなります。
大江戸線は2000年に全通した比較的新しい地下鉄線で、既存の地下鉄線に支障が出ないよう、基本的に地下深い所を走ります。
たとえば、乗り換え路線の多い飯田橋駅は、地下32m、ビル10階分は入りそうな深さ。
六本木駅に至っては、大門方面のホームが地下42.3mと日本一深い地下ホームとなっています。
※2層建てで、新宿方面はもう少し浅い。
詳しくは、今尾恵介『鉄道でゆく凸凹地形の旅』(朝日新書)を読んでほしいですが、そんな35‰や45‰の急坂が多いのは、なにより「東京」という地形が起伏に富んだことによるものでしょう。
・・・とはいえ、実際に乗ってみると、左右のカーブはなんとなく分かりますが、上下の動きは、言われてみないと気が付きません。
なにしろ見渡す限り闇の中ですから、外の景色を眺めたり、感覚を研ぎ澄ませたりしても、ちっともおもしろくなく、アップダウンが激しいのなら、いっそのこと、まわりの土をぜんぶ取り除いてほしいなと思うほどでした。
電車はそれからも続き、14時22分、練馬駅。
盲腸線だから乗客は少ないかなと思っていたら、意外にも多かったです。
そして、始発駅から乗ること1時間23分、終点の光が丘駅に到着。
ここは大江戸線の中で最も浅く、地下11.9mです。
ずっと地下にいたので、シャバの空気を吸おうと、外に出てみました。
すっかりしとしと雨で、湿っぽい空気が身体を包みこみます。
光が丘といえば、光が丘団地であり、もちろんその風景が広がっていますが、駅前には商業施設があり、さらに光が丘公園に続く道が整備されています。
人の往来が多く、中には自転車(雨なのに?)で通行している人もいて、魅力的なまちだなと思いました。