東京メトロ丸の内線、有楽町線、日比谷線
なぜなら、丸の内線は先ほどの大江戸線と違って、ところどころ地上へ顔を出すからです。
地下鉄なのに地上に出るのは、別に珍しくない現象とはいえ、やはり地下鉄全体では少数派の区間なので、この機会に目に焼き付けておきたい。
方南町方面の電車は、本線が6両編成だったのに対して、3両編成と半分の長さです。
日中は、この3両編成2本が行ったり来たりしているようです。(6~9分間隔)
短い編成ともあって、車内には立ち客がいるほどでした。
およそ7分で、終点の方南町駅に到着。
壁紙が古くて、一部はがれており、なんか「昭和時代」に戻ったような雰囲気です。
こちらが方南町駅の入り口。
近くには商店街があり、古くからあるまちなみといった感じです。
私はドトールコーヒーショップでコーヒーブレークを取り、気分転換をしたところで、再び地下へと入っていきます。
中野坂上駅で本線に乗り継ぎ、そのまま新宿方面へ通します。
四ツ谷駅は地上駅で、地下鉄丸の内線の下にJR中央線のホームがあるという不思議な上下関係。
すぐにまたトンネルに入って、次の赤坂見附駅は上下線2層建てで、それぞれ銀座線の上下線と対面で乗り換えられるように工夫されています。
JRの一大ターミナルである東京駅は、地下鉄が丸の内線しかないさみしい駅。
地下鉄最大規模の駅は次の大手町駅で、つい最近ホームをリニューアルしたらしく、壁のタイルに煉瓦を用い、暖色系のダウンライトで、クラシックなデザインとなっていました。
上にはJR中央線が見えます。
またすぐにトンネルに入ると、御茶ノ水駅。
丸の内線はこの地上へ出たり地下へ入ったりする回数が多く、やはり東京の複雑な地形を思い知らされます。
ついでに言うなら、横浜でも思いましたが、「関東平野」という言葉は、イメージとして広い平地を指すと思いがちですが、それは一面的で、実態は起伏に富んだ複雑な地形も含まれています。
だから、東京や横浜には意外と自然が残っているのです。
このままさらに小石川車両基地を眺めて池袋駅へ行きたかったのですが、時刻はすでに16時30分を回り、デッドラインである東京駅新幹線、18時24分発に間に合いそうになかったので、諦めてここで東京メトロ南北線に乗り換えることにしました。
最近の車両の車内には、どこかに液晶テレビが付いていて、この電車もドア上に2基付いていました。
したがって、一度地上へ出て歩かなければなりませんが、乗車券やICカードの場合、オレンジ色の改札機を通せば、通しで乗り換えられるようになっています。
2回とも日比谷線では昨年3月にデビューしたばかりの最新型車両でした。
こんなに必要あるのかとさえ思えてきますが、とにかく情報が容赦なく流れてきますから、しばらく眺めて過ごすことはできそうです。
駅到着時の階段の位置も教えてくれます。
一方、車内は車端部の扉が透明で、開放感のあるように見えます。
鉄道車両も単に「乗せてやる」から、いかに付加価値を付けて、「充実した時間を過ごしてもらうか」へと変わってきているように思えます。
「デザインの個性化」とも言えるような気がします。
恵比寿駅で下車。
東京駅の新幹線の出発時刻を考えると、今回はここで終了。
最後に・・・、東京駅まで山手線を使いますが・・・
新型車両に乗れました!
・・・情報があふれんばかりで、なんだかすごい時代になってきたなと感じました。