山陰本線(京都~益田)
ほぼ1日、時刻表と格闘した結果、以下の旅程となりました。(簡略で提示)
15日(火)
16日(水)
17日(木)
18日(金)
19日(土)
山陰本線の出発地は京都駅から。
特急料金は、福知山駅で乗り継いでも、改札口を出なければ特例により、通しで計算されます。
なので、特急券も1枚で発券されます。
なぜわざわざこんなことをするかは2つ理由があります。
1つ目は、JRは遠距離逓減(ていげん)制といって、遠くになればなるほど運賃が、少しですが、安くなる設定を採用しています。
2つ目は、利用区間が101kmを超えると途中下車ができるため、いちいちきっぷを買い直さなくて済むからです。※条件付き!
発券に時間がかかることが多く、後ろのお客さんを待たせたり、駅員さんに手間を取らせたりするので、あらかじめ経路を示した紙を駅員さんに渡したり、窓口が空いている時間帯に行ったりするなどの工夫が必要でしょう。
「本線」とは思えないほどローカル色の濃い所を走り、その様から「偉大なるローカル線」と呼ばれたりしています。
今はトンネルと高架でほぼ真っ直ぐ通過しますが、30年前の1989年までは川に沿ってくねくねと蛇行しながら進んでいました。(現在はトロッコ列車として、運行中)
亀岡盆地に入り、しばらくなだらかな所を走行したのち、園部駅からは再び山の中へと入ります。
進行方向左手に、福知山城が見えてきました。
12時50分、城崎温泉駅に到着。
駅前からお店が並んでいて、つい足を延ばしたくなります。
次の浜坂行きの列車が13時17分と少し時間がありましたので、駅に隣接している無料の足湯に入りました。
とんでもなく熱かったです。
隣のお客さんも「めっちゃ熱い!」って言いながら、足を上げて冷ましていました。
泉温を確認すると、・・・58℃!?
冬に入るのが一番いいと思いますが、湯から足を石の上にのせて、さわやかな風に当たらせながら冷ますのもオツですね。
その後、駅の売店で駅弁を購入し、4番のりばへ。
車内でお弁当タイム♪
かに味噌と海苔を混ぜ合わせたご飯に、かにほぐし身がたっぷり載った、かにづくしのお弁当です。
もう、かにの風味しかしない、ぜいたくな一品です。
人数問わず、列車(特にローカル線)の中で味わうのが、駅弁の最もおいしい食べ方だと思います。
私は、車窓を眺めながら駅弁を食べるのが好きですね。
14時13分、浜坂駅に到着。
先ほどと違い、比較的新しい車両ですね。
ステンレス鏡面の天井やガラス張りの待合室は、簡素ながら開放的ですね。
自由席の車内はすでにたくさんの乗客が座っていて、空いているか心配になりましたが、幸い、窓側の席が空いていたので、そちらへ座りました。
ビジネスマンの利用が多いですね。
この特急列車の車両は、カーブでも速度を落とさずに運転でき、そのため、カーブに差し掛かった時は、かなり傾きます。
しかも速いので、ジェットコースターに乗せられているような気分になります。
浜田駅を過ぎると、車内はガラガラになりました。
19時2分、益田駅に到着。
鳥取駅からおよそ4時間もかかりました。
ほとんど乗りっぱなしで疲れましたが、まあ好きなことですので、無理矢理やらされるような、イヤな疲れはありません。
でも、今日の行程の中では未乗区間はなし。