ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

山陰本線(京都~益田)

前回の東京旅行の2日後、5月15日(火)から19日(土)まで、山口県広島県兵庫県の鉄道に乗ってきました。

ほぼ1日、時刻表と格闘した結果、以下の旅程となりました。(簡略で提示)


15日(火)
京都駅 → 山陰本線 → 益田駅

16日(水)
益田駅 → 山陰本線 → 下関駅 → 山陽本線 → 宇部駅 → 宇部線 → 常盤駅・ときわ公園 → 宇部新川駅 → 小野田線 → 長門本山駅 → 小野田線 → 小野田駅 → 山陽本線 → 厚狭駅

17日(木)
厚狭駅 → 美祢線 → 長門湯本駅・湯本温泉観光 → 美祢線山陰本線 → 仙崎駅 → 山陰本線 → 益田駅益田市内観光 → 山口線 → 新山口駅 → 山陽本線 → 防府駅

18日(金)
防府駅 → 山陽本線岩徳線 → 川西駅・錦帯橋 → 錦川清流線 → 錦町駅 → 清流線 → 岩国駅 → 横川駅 → 可部線 → あき亀山駅 → 可部線 → 大町駅 → アストラムライン広島電鉄

19日(土)
広島駅 → 山陽新幹線 → 姫路駅・山陽姫路駅 → 山陽電車 → 山陽網干駅・山崎屋 → 山陽電車 → 板持 → 神戸市営地下鉄線、ポートライナー、六甲ライナー、阪神武庫川線




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山陰本線の出発地は京都駅から。

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10時25分発、特急「はしだて3号」(「まいづる3号」と併結)で途中の福知山駅まで行き、福知山駅で特急「こうのとり5号」に乗り継いで、城崎温泉駅まで行きます。

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特急料金は、福知山駅で乗り継いでも、改札口を出なければ特例により、通しで計算されます。

なので、特急券も1枚で発券されます。

そして、乗車券ですが、私は金沢駅(私のJR出発地)から山陰本線経由で、下関駅まで購入しました。

なぜわざわざこんなことをするかは2つ理由があります。

1つ目は、JRは遠距離逓減(ていげん)制といって、遠くになればなるほど運賃が、少しですが、安くなる設定を採用しています。

2つ目は、利用区間が101kmを超えると途中下車ができるため、いちいちきっぷを買い直さなくて済むからです。※条件付き!

私の場合、金沢駅から下関駅までは800kmを超えるので、5日間有効です。

だから、1日目に益田駅で途中下車して1泊して、次の日(2日目)に手持ちの乗車券のまま益田駅から乗車して下関駅まで行くことができるのです。

なお、経路が複雑になる場合、自動券売機や指定席券売機で買うことができないため、みどりの窓口で申し込むことになります。

発券に時間がかかることが多く、後ろのお客さんを待たせたり、駅員さんに手間を取らせたりするので、あらかじめ経路を示した紙を駅員さんに渡したり、窓口が空いている時間帯に行ったりするなどの工夫が必要でしょう。




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山陰本線は、京都駅から山口県幡生駅までを結ぶ673.8kmの長大路線です。

「本線」とは思えないほどローカル色の濃い所を走り、その様から「偉大なるローカル線」と呼ばれたりしています。

京都駅からおよそ10kmの嵯峨嵐山駅を過ぎると、保津川の深い渓谷(保津峡)に入ります。

今はトンネルと高架でほぼ真っ直ぐ通過しますが、30年前の1989年までは川に沿ってくねくねと蛇行しながら進んでいました。(現在はトロッコ列車として、運行中)

亀岡盆地に入り、しばらくなだらかな所を走行したのち、園部駅からは再び山の中へと入ります。

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進行方向左手に、福知山城が見えてきました。

11時44分に福知山駅に着き、隣ののりばに11時46分発、特急「こうのとり5号」に乗り継いで、城崎温泉駅へ。

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12時50分、城崎温泉駅に到着。

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駅前からお店が並んでいて、つい足を延ばしたくなります。

次の浜坂行きの列車が13時17分と少し時間がありましたので、駅に隣接している無料の足湯に入りました。

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とんでもなく熱かったです。

隣のお客さんも「めっちゃ熱い!」って言いながら、足を上げて冷ましていました。

泉温を確認すると、・・・58℃!?

冬に入るのが一番いいと思いますが、湯から足を石の上にのせて、さわやかな風に当たらせながら冷ますのもオツですね。

その後、駅の売店で駅弁を購入し、4番のりばへ。

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13時17分発、浜坂行き普通列車は、単行のディーゼル車です。

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車内でお弁当タイム♪

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かに味噌と海苔を混ぜ合わせたご飯に、かにほぐし身がたっぷり載った、かにづくしのお弁当です。

もう、かにの風味しかしない、ぜいたくな一品です。

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人数問わず、列車(特にローカル線)の中で味わうのが、駅弁の最もおいしい食べ方だと思います。

私は、車窓を眺めながら駅弁を食べるのが好きですね。

14時13分、浜坂駅に到着。

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14時20分発、鳥取行き普通列車は、同じく単行ディーゼル車。

先ほどと違い、比較的新しい車両ですね。

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兵庫県を超え、鳥取県最初の駅である東浜駅

ステンレス鏡面の天井やガラス張りの待合室は、簡素ながら開放的ですね。

15時5分、鳥取駅に到着し、休む間もなく、次は3分接続の15時8分発、特急「スーパーまつかぜ7号」に乗車します。

自由席の車内はすでにたくさんの乗客が座っていて、空いているか心配になりましたが、幸い、窓側の席が空いていたので、そちらへ座りました。

ビジネスマンの利用が多いですね。

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この特急列車の車両は、カーブでも速度を落とさずに運転でき、そのため、カーブに差し掛かった時は、かなり傾きます。

しかも速いので、ジェットコースターに乗せられているような気分になります。

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米子駅を過ぎ、島根県に入って、松江駅から宍道駅までは、宍道湖のビュースポット(ライン?)ですね。

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出雲市からしばらくいくと、山陰本線の車窓から再び日本海があらわれます。

ちょうど夕方で、残念ながら、うす雲に覆われてしまいましたが、晴れていれば、日本海に沈む夕日の絶景区間です。

浜田駅を過ぎると、車内はガラガラになりました。

19時2分、益田駅に到着。

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鳥取駅からおよそ4時間もかかりました。

ほとんど乗りっぱなしで疲れましたが、まあ好きなことですので、無理矢理やらされるような、イヤな疲れはありません。

でも、今日の行程の中では未乗区間はなし。
江津駅から益田駅までは高校生の宿泊旅行以来ですので、久しぶりの景色を見られてよかったです。)

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次の日は、引き続き山陰本線下関駅まで向かいます。(続く)