ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

山陰本線(益田~下関)、宇部線、ときわ公園、小野田線(雀田~長門本山)

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旅の2日目(5月16日)は、山陰本線益田駅からスタート。

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3番のりばから、7時50分発、長門市行き普通列車に乗車。

1両ですが、平日であるからか、車内はガラガラでした。

ちなみにこの列車を逃すと、次の長門市行きは13時27分までありません。
(東萩行きは9時31分があります。)

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この辺りの家は、「石州瓦」という赤褐色の瓦を使った屋根が多いですね。

高熱で焼き上げているから、防雪にもってこいなんだとか。

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益田駅から長門市駅までは、ちょうど「北長門海岸国定公園」を走り、無数に点在する岩が見られます。

9時52分、長門市駅に到着。

今通った区間は、次の日にもう一度お世話になります。

階段を上って、改札口に最も近い1番のりばに、停車中の9時55分発、下関行き普通列車に乗り継ぎます。

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長門市駅からも、一部山間区間を走りますが、基本的に日本海の景色が続きます。

11時14分、小串駅(こぐしえき)に到着。

ここでなぜか、23分という長い待ち時間で、私は時々ホームに出て外の空気を吸ったりしました。

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小雨が降る中、11時37分、小串駅出発。

ここからは下関市の郊外路線という性格で、住宅が多くなってきます。

それに伴い、山陰本線の本数も増えます。

幡生駅(はたぶえき)で山陽本線と合流し、12時19分、終点の下関駅に到着。

山陰「本」線は、これで完乗しましたが、まだ長門市駅から仙崎駅までの支線(2.2km)が残っており、これは次の日に済ませます。

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昼食は、駅下の定食屋で、日替わり定食(他人丼)を食べました。

私が持っていた乗車券(金沢駅下関駅山陰本線経由というややこしいやつ)はここで回収されましたので、自動券売機で新たに買わなければなりません。

私はときわ公園へ寄りますので、その最寄り駅である宇部線常盤駅まで買います。

13時12分発、山陽本線、岩国行き普通列車に乗車し、13時54分、宇部駅に到着。

次の宇部線宇部駅から居能駅(いのうえき)までの、わずか4.3kmが未乗区間です。

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14時17分発の新山口行きの列車は、すでに待機していましたが、車内には平日日中なのに、なぜか高校生がたくさん乗っていました。。。

ちょうど、中間テストの期間でしょうか。

宇部駅を出発し、進行方向右へと大きく曲がり、田園地帯をゆっくりとした速度で走ります。

小野田線と合流し、あっという間に居能駅に到着。

本来であれば、小野田線に乗り換えて雀田駅まで行き、そこから長門本山駅までの支線が未乗区間ですぐに行きたいところですが、18時12分発まで列車がありません。

したがって、事前に計画を立てる際、この余った時間をどうするかを考えに考えた結果、ときわ公園の観光に費やすことにしたのです。

宇部市中心部の宇部新川駅を過ぎ、草江駅に近づくと、目の前に山口宇部空港が見えてきます。

駅から10分弱で行けそうですが、空港への案内や宣伝はあまりされてないみたいです。

次の常盤駅で下車。

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下車したのは、私の他に、高校生1人だけでした。

ここからときわ公園までの道のりは、さほど難しくなく、ほぼ真っ直ぐに15分弱で着きます。
(駅前に案内マップあり)

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入園料は、無料です。

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まずは「花いっぱい運動記念ガーデン」にて、花を観賞。

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赤や黄色、白のバラがちょうど見頃を迎えていました。

フレンチラベンダーは、もうちょいかな。

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こちらは、(たぶん)アガパンサスで、きれいに咲き乱れていました。

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噴水池で、白いつい立みたいな板がクルクル回ります。

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彩り豊かな花がぐるりと囲んでいます。

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UBEビエンナーレ彫刻の丘。

いろんな作品が展示されていて、おもしろいです。

宇部市は「彫刻のまち」でもあるんですね。

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「しょうぶ苑」にも足を延ばしました。

スイレンは咲き始めたところ。

ハナショウブアジサイは、さすがに早くて、6月が見頃でしょう。

ときわ公園がこれほど多種多様な花が見れるのは、正直驚きました。

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この常盤湖は、面積約100haもあるそうで、かなり広いです。

夕日の光景はきっと最高でしょう。

そういえば、このときわ公園は、【21世紀に残したい日本の風景】や【美しい日本の歩きたくなるみち500選】など、数々の称号があるそうで、実際に歩き回ってみても、納得します。

こういう緑地帯は、未来世代へと残しておきたいですし、むしろこれから少しずつ増やしていって、まちの魅力を高めていくのが大切でしょう。




正面入口に戻り、「ときわ公園」バス停で、16時53分発(5分遅れ)、宇部新川駅行きのバスに乗車しました。

5分遅れの17時30分、宇部新川駅に到着。

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小野田線、17時56分発の小野田行き、普通列車に乗車し、雀田駅へと向かいます。

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18時9分に到着し、隣のホームに停車中の、18時12分発、長門本山行きに乗車。

本数がメチャメチャ少なく、この列車を軸に、今回の旅程を練り上げたと言っていいくらいです。

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本数は激レアとはいうものの、沿線風景はそれに見合ったものでもなく、進行方向右手は畑が広がっていますが、左手はごくごく普通の住宅街です。

まあ、宇部新川へ行くには、みんなマイカーを使うでしょう。
(中心街は宇部新川駅から少し離れている)

18時17分、終点の長門本山駅に到着。

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駅前は、たしかに殺風景としていますね。

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もはや通勤・通学でも厳しいレベルですね、これは。。。

とりあえず、折り返しの発車まで20分ほどありますので、駅周辺を少し歩いてみましょう。

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駅前に立派な観光マップがあります。

観光名所が結構ありますねぇ。

しかし、先ほど見たとおり、あの列車の本数では観光したくてもできるはずがなく、このマップはいったい誰得なんだろうと考えてしまいます。

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住宅街が広がっています。

「海のパン屋」という、美味しそうなパン屋を見つけました。

・・・が、当然、この時間帯は閉まっています。

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駅から5分ちょっと歩くと、砂浜に出ます。

この先にビーチがあって、夏は海水浴場として開かれるそうです。




列車の本数がアレですから、今までの経験上(通勤特化型のダイヤをもつ鶴見線とか名鉄築港線とか)、てっきり何もないと思っていましたが、わずか20分足らず見て回って、これだけいい所があるんですね。

だから列車の本数、特にお昼時にもうちょっと増やしてくれたら、観光ができていいのになぁと思ってしまいます。(あのパン屋さんのパンも食べてみたい。。。)




駅に戻った私は、18時37分発の列車で戻ります。

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無人駅で自動券売機はありませんので、車内で整理券を取ります。

私以外、誰も乗客がいない中で列車はゴトゴト走り、18時42分に雀田駅に到着。

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次の小野田行きが19時15分となかなか意地悪な接続時間です。

整理券持ったまま町を闊歩するわけにはいきませんので、仕方なしに本を読んだり、スマホでネットニュースを見たりして過ごしました。

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30分以上待って、ようやく列車が来ました。

小野田駅まで行き、19時30分到着後、山陽本線19時46分発、下関行きの普通列車に乗り換えて、1つ先の厚狭駅で2日目を終えました。