ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

山陽本線(小倉~岡山)

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11月6日(火)。

九州・沖縄鉄道旅行最終日です。

といっても、今日は小倉駅から自宅のある富山まで列車に乗って帰るだけです。

散々金を使い果たし、財布の中身はスッカラカン

したがって、できるだけ新幹線を使わず、在来線で帰ることになります。

これから、小倉駅7時48分発下関行きをはじめ、山陽本線でひたすら岡山駅まで乗り続けます。

今日中に帰らなければならないので、岡山駅から新幹線を使わざるを得ませんが、それも自由席。

そして、新大阪駅から特急サンダーバード(これも自由席)で金沢駅まで行き、あいの風とやま鉄道に乗り継ぐという段取りです。

何度も乗った経路なので、ほとんど味気ないですが、我慢していこうと思います。









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7時48分発、下関行きは4両編成。

とくに高校生が多いのですが、門司駅で降りるのかと思いきや、山口県に越境通学するようです。

たしかに、門司駅から下関駅までの所要時間は5分ぐらいしか、かからないから、通学の範囲に入るわけです。

これも関門トンネルのおかげでしょう。

8時1分に下関駅に着き、8時11分発、岩国行きの列車に乗り換えます。






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山陽本線の車窓で海が見えるのは一部だけで、基本的に平坦な所や丘陵地帯が続きます。

だから、景色に抑揚がなく、なまじ陽射しの温もりもあって、居眠りにもってこいの路線です。







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私が乗っている3404M列車(左)は、途中の新山口駅9時23分に着き、9時53分に発車します。

30分も待つとはけしからぬ運用に思えますが、そこはちゃんと考えられていて、隣の4番のりばから9時27分発、岩国行き3322M列車に接続しているのです。

したがって、私もその列車に移って、岩国駅を目指します。








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富海付近で、はじめて瀬戸内海とのご対面です。

といっても、線路脇の防波堤によって、あまり長い時間見ることができません。

陽射しが強くなってきました。







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光駅から下松駅にかけては、7月の西日本豪雨で土砂崩れがあった箇所です。

一度は復旧しかけたのですが、2度目の土砂流入で、また運休を余儀なくされた難所です。

路盤が固まるまでは徐行運転ということで、当列車もそろりそろりと慎重に進みました。

徐行区間を抜けると、列車は緊張感から解放されたかのように、息を吹き返します。

岩田駅を出発してすぐ、線路脇でおばあちゃんが当列車に向かって手を振っていました。







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柳井港駅から山陽本線の白眉、瀬戸内海に沿って走ります。

これまで4回ぐらい通り、その全てが快晴という好天に恵まれています。

そんなことで、私の中で瀬戸内海はいつも晴れているというのが刷り込まれ、だからこそ、あんな災害級の大雨が続いたのが信じがたいのです。







岩国駅には11時18分に着き、跨線橋を渡って、11時23分発の白市行きに乗ります。

11月というのに季節外れの陽気で、車内に冷房が効いていました。






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玖波駅から、瀬戸内海を挟んで宮島が見えてきました。

宮島口駅で観光客が一斉に乗ってくるようで、このまま座っていては、隣の席をキャリーバッグで塞いでいるため、1人座ることができません。

席を荷物で塞いでいるなんて恨みは買いたくないので、立っていきます。

長く座り続けて、お尻も痛くなってきた頃なので、ちょうどいいタイミングでした。

12時15分、昼食休憩するため、いったん広島駅で降ります。






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次の糸崎行きが12時35分発と、20分しかないため、駅ナカの立ち食いそば屋でかき揚げそばをかきこみます。





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で、再びホームに下りて、列車に乗ります。

3両編成と短く、車内はたくさんの立ち客がいるほど混雑していました。

広島近郊は、日中でも利用者が多い割に、だいたい短い編成を持ってくるんですね。






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前回乗った時から1カ月弱経っても、セノハチ区間や河内・本郷区間の徐行運転は変わりません。

もし通常運転されていたなら、山陽本線乗車区間相生駅まで延ばし、新幹線代をさらに安く済ませることができたのですが、仕方ありません。

14時4分、糸崎駅の1つ手前、三原駅で降ります。





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三原駅で降りたのは、当駅始発で14時15分、播州赤穂行きに乗り換えるためです。

始発駅の方が座れる確率が高いというわけです。






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尾道駅から再び瀬戸内海が顔を出します。

しまなみ海道の下をくぐり、また平坦な地へと戻ります。

倉敷駅から下校する高校生たちが乗ってきました。

下関駅で登校する様子を見て、それからもうそんな時間が経ったのですね。

また席取りで恨まれぬよう、立っての乗車になります。







15時48分、岡山駅に到着。

小倉駅を出発して、ちょうど8時間乗り続けたことになり、我ながら本当に呆れる旅行っぷりです。

が、これで終わりません。

これから新幹線で新大阪駅まで行き、特急サンダーバードに乗り継いで金沢へ。

さらに、あいの風とやま鉄道線で最寄り駅まで帰る行程が残っています。

いくら鉄道好きの私でも気が狂いそうで、最後まで正気でいられるか不安になってきました。(続く)