ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

福岡市営地下鉄空港線、鹿児島本線(787系臨時快速)

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福岡空港から地下鉄線への連絡通路を通り、駅に向かいます。

18時17分発、JR筑肥線直通、唐津行きは、JR九州の303系という車両でした。

この車両は線内には3編成しかなく、希少性は高いですから、ちょっと嬉しいです。

とはいえ、乗車時間はたった5分で、18時22分、博多駅です。

帰宅ラッシュで、大勢のお客さんが列をなして乗って行きました。







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JRの車両に乗ったものだから、福岡市営地下鉄博多駅からJR博多駅に乗り換えるのが、妙に思われてきます。

同じJR線の駅だと錯覚しそうです。。。

JR博多駅の改札口を抜けると、なにやら放送で、小倉方面の快速列車が大幅に遅れているとのこと。

そのため、18時39分発の特急「きらめき」6号が、快速として運行されるといったことが案内されました。






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しかし、この時の構内放送がよく聞き取れなかったし、車内にいても「特急券不要」といった案内がされてなかったから、本当に乗車券だけで乗れるのかと半信半疑でした。

それどころか、自動放送は「特急きらめき」のままでしたから、いよいよ間違えたのではと、特急券支払いを覚悟しました。

立ち客が非常に多いのが引っかかりますが。







18時39分、博多駅を出発すると、「この列車は快速として運行します。特急券をお持ちのお客様は、降車駅にて払い戻しをいたします」との放送があり、ホッと胸を撫で下ろしました。

特急型車両なのに、なんだかトクした気分です。

残念ながら、席は全部塞がっていましたが、これは仕方ありません。

小倉駅まで立っていく心づもりです。







快速列車として運行されているにもかかわらず、停車駅は福間、東郷、赤間、折尾、黒崎、八幡、戸畑、小倉と、特急きらめきと変わりません。

本来の快速と特急を統合して、こうなったのでしょう。

福間駅で半分ほど降りていき、赤間駅で適当な席が空いて座ることができました。





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黒崎駅で私のいる3号車は、いよいよ10人に満たない客数となりました。

心赴くまでリクライニングを倒し、しばしくつろぎます。

乗車券だけで特急型車両に乗るのは、外房線の勝浦から安房鴨川まで、あるいは総武本線の成東から銚子までの区間以来のような気がします。

西小倉駅を過ぎ、そろそろだと立ち上がって前方に進むと、私は「しまった!」と叫びそうになりました。

この3号車には、セミコンパートメントが付いていて、こちらの席の方がゆったり気分を味わえたのです。

せっかくの機会、どうせなら、ここに座っておけば良かったと悔やみました。

けれども、急なことだったし、そもそも乗車券だけで特急席にありつけただけでも有難いことですから、案外気持ちの切り替えは早いものでした。






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4分遅れの19時36分に小倉駅に着きました。

外に出ると、沖縄とは違って、うすら寒い空気に包まれ、歩く人たちはジャケットやジャンパーを着ていました。

午後8時前にホテルに着き、9日目の旅程は無事終わりました。

日本でいちばん西を走るバスに乗り、バス車内で地元の人と話し、与那国から那覇行きの便ではジュースとグッズをいただき、ゆいレールで前面展望を眺め、那覇から福岡行きの便では空から夕景を眺め、そして博多駅から乗車券だけで特急型車両に乗る・・・

昨夜、与那国の民宿で聞いたサギの鳴き声効果はどこへやら、こんなにいい思いをしたのは初めてでした。

いよいよ明日が最後、小倉を出発して、富山まで帰ります。(続く)