三岐鉄道三岐線、近鉄湯の山線
側線があるのは、貨物列車が交換待ちをするためなのだそう。
15時42分発、西藤原行きの列車が、ガッタン、ゴットンと音を立てながらゆっくりと入線してきました。
元西武鉄道の車両で、2両編成です。
1人の高校生しか乗っておらず、しかしそれでも列車はダイヤ通りに粛々と走ります。
駅前には、ちょっとした広場があり、庭園鉄道というミニサイズの線路だけがありました。
また、線路の先を上った所に、聖宝寺という最澄が平安初期に建てた古刹があります。
車内にはすでにハイキング帰りと思われる外国人旅行者たちがいました。
今度は駅に着くたびに乗客がどんどん乗ってきて、しまいには立ち客が現れるほどでした。
地元民によく利用されている印象でした。
本来であれば、改札口を通り、新たに近鉄の乗車券を買って再び改札口を通らなければなりませんが、私は三岐鉄道の1日乗り放題パスと、近鉄の3日間全線フリーきっぷを持っていましたので、わざわざ改札に通す必要はないと思い、そのまま列車に乗ってしまいました。
17時32分、終点の湯の山温泉駅に到着。
当駅から湯の山温泉へは、さらにバスかタクシーに乗り継いで行くことになります。
駅周辺には三滝川が流れているぐらいで、目ぼしい観光スポットは見当たりません。
17時55分発の列車で戻ります。
駅に着くごとに乗客が増えていきました。
18時22分、近鉄四日市駅に到着。
フリーパスを自動改札機に入れると、ちゃんと通してくれました。
街の規模は、JR四日市駅前とは比べ物にならないぐらいに大きくて、まるで都会に来たように感じました。
この日の旅程はこれで終わりです。
次の日は、四日市あすなろう鉄道から始め、宇治山田駅で時間調整をしたいと思います。