四日市あすなろう鉄道
通常の乗車券でも良かったのですが、何回か乗り降りをするので、自動券売機にて、1dayフリーきっぷを購入しました。
10番ホームに、8時3分発、西日野行きの列車が待っていました。
車内はまるで新車のようなピッカピカにリノベーションされています。
座席上の掴むところは、ハート型というこだわりっぷり。。。
路線図は、四日市あすなろう鉄道のホームページより引用 http://yar.co.jp/route/
元々は近鉄が受け持っていたのですが、赤字が続いて存廃の話が出てきたときに、住民や自治体との話し合いの末、線路を含む路盤を四日市市が、車両や運行などをあすなろう鉄道が、それぞれ担う「上下分離方式」を導入し、2015年4月に新たにスタートを切りました。
社名の「あすなろう」には、未来への希望「明日へむかって」という願いと、当鉄道ならではの「ナローゲージ」の意味が込められています。
走行中は、これまたガタガタ揺れ、最新の車内設備と床より下の昭和っぽさが、時代のギャップを生み出します。
日永駅からいよいよ八王子線。
次の日永駅で、内部線、内部行きが8時41分。
スマホの地図を見ると、およそ2km弱ですから、30分もあれば十分間に合うでしょう。
天白川沿いを歩きます。
左岸が主に自動車用道路、右岸が歩道と役割がきれいに分かれています。
強い日差しが照りつけ、木陰がほとんどないから、暑かったです。
新しい住宅も建っていて、四日市市の郊外に来たと感じます。
しかし、こんなに新しい住宅を建て続けて、人口減少時代の現在、続々と入居者が入るのでしょうか。
遠くには煙を吐いた煙突が見えます。
四日市市は石油化学コンビナートの街として知られ、「四日市ぜんそく」のような公害都市というイメージが付きまといますが、現在では良好な環境に解消されており、むしろ逆手にとって、工業都市ならではの「四日市コンビナート夜景クルーズ」といったものもあります。
ちょっとした公園を通り抜け、そのまま進むと、内部線の線路が見えてきます。
こうして改めて線路幅を見ると、狭いな~と実感します。
発車時刻より10分早い、8時30分に日永駅に着きました。
無人駅ですが、フリーきっぷを持っていますので、気兼ねなくそのままホームへと入ります。
どうやら先ほど乗った列車が四日市駅へと折り返し、今度は内部線の運用に化けて、やってきました。
車内は郊外方面の路線らしく、ガラーンとしています。
内部線も住宅街を走り、景色としては特に味わいのある路線ではありません。
8時53分、終点の内部駅に到着。
内部駅周辺も住宅街です。
9時3分発の折り返し列車内では、駅に着くごとに乗客が増え、やはり典型的な郊外路線だと実感しました。