ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

山田線

6月1日(金)から6月3日(日)まで、東北地方(主に南東北)の鉄道に乗ってきました。

その乗車記録です。

初乗車路線・区間は、山田線(盛岡~宮古)、気仙沼線(BRT)、東北本線(岩切~利府)、仙台市営地下鉄東西線(仙台~荒井)・南北線仙台空港鉄道阿武隈急行福島交通飯坂線、山形鉄道フラワー長井線陸羽西線です。

出発地は盛岡駅2番線から。




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11時5分発、山田線、快速リアス号、宮古行きです。

山田線は盛岡駅から宮古駅までの運行本数が1日4往復しかなく、そのうち1往復半は快速列車というJR東日本屈指の秘境路線です。

乗客は全くいないわけではなく、ビジネスバッグを持った男性もいましたが、並行するバスにとられているそうで、なかなか本数が増えないのが現状です。



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盛岡駅出発後、IGRいわて銀河鉄道と分かれて大きく右へカーブし、北上川を渡ります。

山岸駅までは盛岡市郊外といった感じで、住宅街が広がっており、この駅で約半数が降りていきました。

次の上米内駅は民家が点在する農村地帯で、山田線もこの駅まで区間列車が設定されています。




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いよいよ本格的に北上山地に分け入り、列車は人気のない、森の中をゆっくり通ります。

急カーブが多く、列車は減速せざるをえません。

まるで高原地帯を走っているみたいで、どんどん上っていくのが分かります。

雲が山まで低く立ち込め、別世界に連れてこられた気分です。

上米内駅から区界駅までは25.7kmとJR東日本管内では駅間が最も長く、およそ30分かけて走ります。




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盛岡駅で買った「八戸前沖鯖 押し寿し三種」という駅弁を開きます。

鯖、米、酢などの素材や製法にこだわったお弁当です。

右から酢〆、梅しそ、炙りで、酢〆にはガリが入っており、梅しそは昆布が載せられ、シャリに練り梅としその実を混ぜ込み、炙りには白ゴマを混ぜています。

手間暇かけてつくられているのに、これで1100円と、個人的には安いと思います。




列車は11時48分、区界駅に到着。

東北地方最高地点の駅で、標高744mです。

駅周辺には、国道106号とその向かい側に「道の駅区界高原」、あとは民家が点在しているぐらいです。




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閉伊川の渓谷に沿って下っていきます。

所々に慰霊碑が立てられていて、山田線の建設の困難さを物語っています。

また、2015年に土砂流入が発生し、2年にわたって不通となりましたから、自然の険しさも見せてくれます。




花原市駅(けばらいちえき)から住宅が増え始め、川幅も広くなって穏やかになります。


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左手から三陸鉄道北リアス線が近づき、13時10分、終点の宮古駅に到着。


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ここから、バスで釜石方面へ行きます。(続く)