東北本線(利府支線)、仙台市営地下鉄東西線・南北線、仙台空港鉄道
小牛田駅前をぶらぶらし、用水路の鯉を眺めたり、それを近くで話し合っている女子高生たちに奇異な目で見られたり、「山の神まんじゅう」という老舗で薄皮まんじゅうを買ったりして、再び駅構内へ。
始発ですが、座席はすべて埋まるほどの利用者数でした。
途中、仙石線と並行しながら松島を眺めます。
11時13分、岩切駅に着き、地下道を通って、利府方面の列車に乗り換えます。
こちらも乗車率は100%を超える盛況ぶり。
特に高校生が多く、土曜日なのに制服姿に学校のかばんとはいったいどんな用事があったのでしょう。
11時18分に出発した列車は、JR東日本の新幹線総合車両センターを左に見ながら、進みます。
住宅は少なく、右手に田んぼと丘陵地帯が見られます。
なお、車両センターには、国鉄型車両(417系?)3両編成が留置されていました。
わずか6分で終点、利府駅に到着。
仙台市郊外といった雰囲気で、周りは住宅街ですね。
さて、気仙沼駅から使ったきっぷはここで回収され、この後きっぷはどうするかですが、実は「仙台まるごとパス」という周遊券があり、これを使えばエリア内のJR線だけでなく、地下鉄、仙台空港鉄道、阿武隈急行(一部)、仙台市営バスの乗り降りが自由にできます。
そういうわけで、さっそく窓口の方へ行ったのですが、先客がきっぷの申し込みをしてるではありませんか!
しかも、どうやら大人数でのきっぷの手配をしているらしく、駅員と長い時間話し込んでいて、これでは11時32分発の折り返し列車に間に合いそうにない。
利府支線に本数があれば後続の列車でもいいのですが、32分発を逃すと次の列車まで1時間も待たなければならず、それは避けたいので、諦めてICカードで仙台駅までいくことに。
今回は、どうもきっぷの女神が微笑んでくれない気がします。。。
復路の列車も大変賑やかで、仙台へ遊びに行く人が多いのでしょう。
11時54分に駅へ着くなり、すぐに指定席券売機へと飛んで行き、慣れた手つきですぐにパスを購入。
地下へ降りて、500mほど地下道を歩き、地下鉄東西線へと目指します。
東西線は2015年12月開業と新しい路線で、路線名通り、市の東西を貫いています。
車両はひと回り小さいですが、ドア横に液晶ディスプレイが付いていて、全線地下だけど、短いので飽きるという境地までは届きません。
13分の乗車で、12時21分、終点の荒井駅に到着。
階段を上がった所が地上です。
開発が進んでいて、これからといった感じです。
丘陵地帯に住宅やマンション等が建っています。
13時3分、泉中央駅に到着。
人通りも多いです。
13時12分の電車で、今度はもう一つの終点、富沢駅へ。
こちらは対照的にこじんまりとしていて、住宅街にある駅ですね。
これで仙台市営地下鉄は完乗しましたが、そんな余韻に浸っている暇はなく、13時49分発で折り返し、長町駅で下車。
私にとって、今回最も懸念される乗り換えで、下車時点での時刻が13時53分、仙台空港鉄道直通の列車が13時57分と4分しか与えられていません。
地上まで意外に長いと感じながらも、とにかく上へ上へとひたすら上がり、やっと地上に出たところで、さらに2階のホームへ。
たどり着いた時は、すでに列車が停まっていましたが、ぎりぎりセーフでした。
こんな無茶な乗り換えはするもんじゃないと思いましたが、峠を越えただけで、まだこれに類する乗り換えの山がいくつも控えていると思うと、自分でつくったスケジュールでありながら、可笑しく思えてきます。
空港へは渡り廊下でつながっており、雨にぬれずに済みます。