ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

根室本線1(富良野~東鹿越)

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富良野駅、11時15分発、東鹿越行きに乗ります。

この列車は、滝川駅から来た列車で、富良野駅に10時48分に着き、私が乗ってきた富良野線の到着を待ってから出発してくれる、非常に好都合な列車です。

なぜ27分も待ってくれるのか、実際のところ分かりませんが、とにかく旭川方面から新得方面へ抜けられるので、助かります。

その新得方面へ行く列車5本は、すべて途中の東鹿越駅止まりとなっており、これは2016年8月31日の台風10号による被災で、不通になっているからです。

したがって、東鹿越駅から新得駅までは代行バスを使うことになります。
(一部、富良野駅からもバスが出ています。)

なお、経営状況の厳しいJR北海道は、2020年度を目処に、富良野駅から新得駅までの区間を廃止にする意向を示しました。




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1両のディーゼル車には、私を含め、4,5人しか乗っていませんでした。




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列車は基本的に、空知川がつくる谷合を奥へ奥へと進みます。



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金山駅のホームには、ラベンダーが少しですが、咲いていました。



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空知川の川幅もだいぶ狭まり、列車はさらに深い山の中へと分け入ります。

今でこそローカル線に成り下がりましたが、1981年10月に石勝線の新夕張駅から新得駅までのルートができるまで、特急列車が走っていたそうです。



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金山駅からいくつ目のトンネルか忘れましたが(たぶん2つ目)、それを抜けると、突然大きな湖の上を渡ります。

かなやま湖(金山ダム)で、東鹿越まで右岸を走ります。



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湖の周りは建物とかが見当たらず、エゾマツやトドマツなどの原生林に覆われた自然豊かな景色が広がっています。



12時ちょっと過ぎに、東鹿越駅に到着。


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この先は、被災区間ですが、見たところ、少し開けているようですね。


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ホームには、たくさんの外国人観光客が待っており、こういった人たちもいよいよニセコとか、富良野とかの有名観光地にとどまらない、原風景が残る奥地まで来るようになったんだなと思います。




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駅前はかなやま湖が見えるぐらいで、民家はありません。




あまり駅周辺の景色を味わう余裕がありませんでしたが、先を急ぐのでしかたありません。

今度は12時5分発、新得行きのバスです。(続く)