五能線、奥羽本線(弘前~秋田:代行バス)
が、それは杞憂に終わり、14時31分にやってきました。
ホッとひと安心して乗り、ほぼ定刻通り出発。
深浦あたりで列車が遅れたり運休が発生しているはずなのに、ほぼ定刻通りの運転とはどういうことなのか謎でしたが、とにかくこれで弘前に行けるのはありがたかったです。
またりんご畑を快走します。
代行バスには申し訳ないけど、やはり鉄道の方が速いですね。
川部駅でたくさん乗っていた高校生たちの大半が降り、車内はすっきりしました。
これであとは秋田駅へ向かうだけでした。
ところが、駅の案内放送で、
と、けしからぬ内容が流れてくるではありませんか。
改札口へ行くと、今朝払い戻しの対応をしてくれた駅員さんに会い、
「お客様、特急つがる6号の払い戻しをしますので、どうぞ窓口へ。」
と案内されました。
本日2度目の払い戻しです。
今回は雨を降らせるだけでなく、列車を運休に追い込むということで、いよいよ性質(たち)が悪くなっています。
別に私のせいではないけど、なんか私のせいで他の乗客にも迷惑をかけてる気がしました。。。
それで、普通列車も運行されないとのことで、どうなるかというと・・・
はい、やっぱり代行バスという展開になりました(泣)
特急列車と同じ16時35分発ということで、それまで駅ナカのカフェで適当に時間をつぶしました。
バスの乗車率は8割を超え、弘前駅を出発。
まさか1日で2回も臨時代行バスに乗るとは思いませんでした。
距離にして148.4km、特急だと18時39分着で2時間4分かけています。
しかし、バスだと国道を使うでしょうし、いちいち特急の停車駅にも寄らなければなりませんから、そうですねぇ・・・、3時間でも済まないでしょう。
まるで「秋田へ来れるものなら来てみろ」と言わんばかりの天候で、こうなると、こちらも意地になって、なにがなんでも秋田へ行ってやるぞという不屈の精神が沸き起こります。
バスは国道7号線をひた走ります。
たぶん、乗降客がいなかったからでしょう。
次の碇ケ関も同じでした。
窓外を見ると、平川は茶色く濁って、流れが速くなっていました。
まだ危険水位には届いていないけど、もうひと雨降ったら、避難の準備が必要なのかもしれません。
秋田杉が林立し、霧が包み込んでどこか幻想的です。
この辺りは温泉に恵まれているんですよね。
なお、奥羽本線は峠を、全長3180mのトンネルで抜けるため、地形とかはいまいち分からないでしょう。
こういうのは車でないと実感できませんね。
バスは白沢まで来ると、谷が開けてきます。
時刻は17時40分で、特急より30分遅れての到着でした。(続く)