ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

今後の未乗路線乗りつぶしについて

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いつ頃から本格的に始めたのか、はっきりしませんが、日本の鉄道完乗もだいぶ進みました。

そこで、どのぐらい進んだのか、完乗まであとどれぐらいなのかを整理し、今後の見通しについて書きたいと思います。





まず、完乗のルールですが、これが実にややこしく、目指す人によって千差万別です。

私は完乗を企図したころから決めたのではなく、やりながら構築していったので、今でも暫定的な面はあります。

細かく出すとキリがないため、、ここでは話を単純にして、以下の3つのポイントに絞って考えます。

なお、それでも後述するように、時間的・金銭的制約の関係上、外さざるをえないこともありますが、可能な範囲で決めていきます。





1つ目は、「鉄道」という対象をどこまで扱うかです。

鉄道とひとくちに言っても、その中身は多種多様で、例えば、

①普通の鉄道・・・例:山手線、東海道本線小田急小田原線東京メトロ銀座線など
②モノレール・・・・例:東京モノレール千葉都市モノレールなど
⑤ケーブルカー・・例:生駒ケーブル高野山ケーブル高尾登山電鉄など



と、大ざっぱに分類しただけでも、これだけあります。

法律面から見れば、基本的に①から⑦は鉄道事業法、⑧は軌道法に属しますが、例外も多数あります。

現在の私は、①普通鉄道、②モノレール、③案内軌条式、⑥リニアモーターカー、⑧路面電車を対象に乗っています。

したがって、④トロリーバス、⑤ケーブルカー、⑦ロープウェイは対象外としていますが、④トロリーバスはすでに完乗を済ませており、ケーブルカーやロープウェイも機会があれば、乗って行きたいと考えています。





次に、2つ目の問題として、貨物線や短絡線をどうするかです。

列車の中にはこれらの線を通るものもあり、やはり扱いによって変わってきます。

例えば、「湘南新宿ライン」は、途中、東北貨物線(大宮駅~田端信号場)、山手貨物線(田端信号場~大崎駅)、大崎支線(大崎駅~蛇窪信号場)と2つの貨物線と1つの連絡線を通ります。

また、東海道本線JR京都線新大阪駅から大阪環状線の西九条駅までを結ぶ「梅田貨物線」もこれに当てはまります。

「梅田貨物線」は貨物列車のほか、「特急はるか」と「特急くろしお」が通りますが、こういった貨物線・連絡線を対象に入れるか否かです。

私は、普通列車・快速列車が定期便として通るものについては対象に入れ、有料列車・臨時便しか走らない所は外すことにしました。




最後に3つ目の問題は、災害等で不通になっている区間についての扱いです。

これらの区間では、だいたい代行バスを走らせていますが、路線バスのところもあります。

中には大井川鐡道井川線閑蔵駅井川駅間みたいに、バスを走らせてない所もあります。

私は、代行バス・路線バスを走らせている区間については対象に入れ、バスが走っていない区間については含めないことにしました。





完乗のルールについて、ごちゃごちゃと書きましたが、整理すると次のようになります。

(1) 普通鉄道(新幹線を含むJR、私鉄、地下鉄、第三セクター鉄道)、モノレール、案内軌条式、モノレール、リニアモーターカー路面電車は乗る対象とし、ケーブルカーとロープウェイは含めない。

(2) 貨物線・連絡線は、普通列車・快速列車が通る所は入れ、有料列車・臨時便しか走らない所は含めない。

(3) 不通区間については、代行バス・路線バスがあれば、それに乗ることで乗車とみなす。

完乗にもっと厳しい人から見れば、非常に甘いルール設定ですが、こんなことは個人趣味の世界であり、個人趣味は自分の裁量で進めるものですから、各々が好き好きにルールを決めて構わないと考えます。

以上のルールで、私が残した未乗路線・区間をリストアップすると、次のようになります。




JR線
① 長崎本線(喜々津~浦上)                    ・・・23.5km
② 豊肥本線(ただし、肥後大津~宮地は代行バス)      ・・・148.0km
③ 日田彦山線添田~夜明:代行バス)             ・・・29.2km
④ 吉都線                                ・・・61.6km
⑤ 仙石線あおば通~仙台、松島海岸~高城町)       ・・・2.8km
⑥ 鹿児島本線陣原~折尾:連絡線)               ・・・路線距離なし
計                                      ・・・265.1km

私鉄線
⑦ 西武鉄道西武園線                         ・・・2.4km
⑧ 大井川鐡道大井川本線                      ・・・39.5km
⑨ 〃井川線千頭~閑蔵)                      ・・・20.5km
⑩ 遠州鉄道                               ・・・17.8km
⑪ 養老鉄道(大垣~揖斐)                      ・・・14.5km
⑫ 一畑電鉄北松江線(電鉄出雲~川跡)             ・・・4.9km
⑬ 高松琴平電気鉄道琴平線                     ・・・32.9km
⑭ 〃志度線                                ・・・12.5km
⑮ 〃長尾線                               ・・・16.3km
⑯ とさでん交通ごめん・伊野線                    ・・・22.1km
⑰ 伊予鉄道横河原線                         ・・・13.2km
⑱ 〃市内電車(大手町線の一部、城南線城北線、本町線) ・・・5.1km
⑲ スカイレール                             ・・・1.3km
⑳ 平成筑豊鉄道伊田線                        ・・・16.1km
㉑ 〃田川線                               ・・・26.3km
㉒ 〃糸田線                               ・・・6.8km
㉓ 北九州モノレール                          ・・・8.8km
㉔ 筑豊電気鉄道                            ・・・16.0km
㉕ 福岡市交通局七隈線                        ・・・12.0km
㉖ 西日本鉄道天神大牟田線                     ・・・74.8km
㉗ 〃太宰府線                              ・・・2.4km
㉘ 〃甘木線                               ・・・17.9km
㉙ 甘木鉄道                               ・・・13.7km
㉚ 長崎電気軌道                            ・・・11.5km
㉛ 南阿蘇鉄道(立野~中松間は路線バス)            ・・・17.7km
㉜ 沖縄都市モノレールおもろまち首里)            ・・・3.9km
計                                          ・・・430.9km

残存総距離   696.0km    ケーブルカーや連絡線を除く全路線27449.2kmのうち約2.6%です。
※路線距離については、『JTBの鉄道全線乗りつぶしログブック』(JTBパブリッシング 2017年)をもとに計算




裏を返せば、(甘い設定ですが)97%乗りつぶしたことになります。

たった3%ですが、それでも東北地方から九州・沖縄地方と全国津々浦々に散らばっています。

しかもこれらの路線に行くには必ず完乗済み路線をまた通らなくてはなりませんから、効率が悪く、難易度はこれまで以上に高いと言っていいでしょう。




先ほど時間的・金銭的があると書きましたが、実は私は今年3月末で教員を辞め、次の転職までの期間を利用して行っています。

旅行資金があまりないため、どうしても時間的・金銭的制約を受けざるをえないのです。

とはいえ、本来であれば、働きながら完乗を進めるものであり、ほんのわずかでもこのような機会を与えられて、しかも乗車記録をブログに残せるなど、とても幸せなことだと感じています。

また、時々、私のブログに「いいね」をしてくれたり、嬉しいコメントを付けてくださったりして、望外の喜びです。

どこまでできるか分かりませんが、もう少しだけ乗りつぶしを続け、平成最後の風景を残したいと思います。

では、また!

※明日9月12日(水)から5日間、東海・関東・東北地方に行きます。次回は9月17日(月)にアップする予定です。


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日高本線鵡川駅(むかわえき)にて>



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日高本線から望む北海道電力苫東厚真発電所北海道電力の供給全体の半分をここで発電していたんですね。まさに道民の生活基盤であることを今回の地震で知りました。1日も早い復旧を願っています。>