今後の未乗路線乗りつぶしについて
いつ頃から本格的に始めたのか、はっきりしませんが、日本の鉄道完乗もだいぶ進みました。
そこで、どのぐらい進んだのか、完乗まであとどれぐらいなのかを整理し、今後の見通しについて書きたいと思います。
まず、完乗のルールですが、これが実にややこしく、目指す人によって千差万別です。
私は完乗を企図したころから決めたのではなく、やりながら構築していったので、今でも暫定的な面はあります。
細かく出すとキリがないため、、ここでは話を単純にして、以下の3つのポイントに絞って考えます。
なお、それでも後述するように、時間的・金銭的制約の関係上、外さざるをえないこともありますが、可能な範囲で決めていきます。
1つ目は、「鉄道」という対象をどこまで扱うかです。
鉄道とひとくちに言っても、その中身は多種多様で、例えば、
と、大ざっぱに分類しただけでも、これだけあります。
次に、2つ目の問題として、貨物線や短絡線をどうするかです。
列車の中にはこれらの線を通るものもあり、やはり扱いによって変わってきます。
「梅田貨物線」は貨物列車のほか、「特急はるか」と「特急くろしお」が通りますが、こういった貨物線・連絡線を対象に入れるか否かです。
私は、普通列車・快速列車が定期便として通るものについては対象に入れ、有料列車・臨時便しか走らない所は外すことにしました。
最後に3つ目の問題は、災害等で不通になっている区間についての扱いです。
完乗のルールについて、ごちゃごちゃと書きましたが、整理すると次のようになります。
(2) 貨物線・連絡線は、普通列車・快速列車が通る所は入れ、有料列車・臨時便しか走らない所は含めない。
完乗にもっと厳しい人から見れば、非常に甘いルール設定ですが、こんなことは個人趣味の世界であり、個人趣味は自分の裁量で進めるものですから、各々が好き好きにルールを決めて構わないと考えます。
以上のルールで、私が残した未乗路線・区間をリストアップすると、次のようになります。
JR線
① 長崎本線(喜々津~浦上) ・・・23.5km
④ 吉都線 ・・・61.6km
計 ・・・265.1km
私鉄線
⑧ 大井川鐡道大井川本線 ・・・39.5km
⑩ 遠州鉄道 ・・・17.8km
⑪ 養老鉄道(大垣~揖斐) ・・・14.5km
⑭ 〃志度線 ・・・12.5km
⑮ 〃長尾線 ・・・16.3km
⑯ とさでん交通ごめん・伊野線 ・・・22.1km
⑰ 伊予鉄道横河原線 ・・・13.2km
⑲ スカイレール ・・・1.3km
㉑ 〃田川線 ・・・26.3km
㉒ 〃糸田線 ・・・6.8km
㉓ 北九州モノレール ・・・8.8km
㉔ 筑豊電気鉄道 ・・・16.0km
㉗ 〃太宰府線 ・・・2.4km
㉘ 〃甘木線 ・・・17.9km
㉙ 甘木鉄道 ・・・13.7km
㉚ 長崎電気軌道 ・・・11.5km
㉛ 南阿蘇鉄道(立野~中松間は路線バス) ・・・17.7km
計 ・・・430.9km
残存総距離 696.0km ケーブルカーや連絡線を除く全路線27449.2kmのうち約2.6%です。
※路線距離については、『JTBの鉄道全線乗りつぶしログブック』(JTBパブリッシング 2017年)をもとに計算
裏を返せば、(甘い設定ですが)97%は乗りつぶしたことになります。
たった3%ですが、それでも東北地方から九州・沖縄地方と全国津々浦々に散らばっています。
しかもこれらの路線に行くには必ず完乗済み路線をまた通らなくてはなりませんから、効率が悪く、難易度はこれまで以上に高いと言っていいでしょう。
先ほど時間的・金銭的があると書きましたが、実は私は今年3月末で教員を辞め、次の転職までの期間を利用して行っています。
旅行資金があまりないため、どうしても時間的・金銭的制約を受けざるをえないのです。
とはいえ、本来であれば、働きながら完乗を進めるものであり、ほんのわずかでもこのような機会を与えられて、しかも乗車記録をブログに残せるなど、とても幸せなことだと感じています。
また、時々、私のブログに「いいね」をしてくれたり、嬉しいコメントを付けてくださったりして、望外の喜びです。
どこまでできるか分かりませんが、もう少しだけ乗りつぶしを続け、平成最後の風景を残したいと思います。
では、また!
※明日9月12日(水)から5日間、東海・関東・東北地方に行きます。次回は9月17日(月)にアップする予定です。