養老鉄道(大垣~揖斐)
前回のブログでもお伝えした通り、12日(水)から16日(日)まで、東海、関東、東北の未乗路線・区間を消化しに行ってきました。
今回乗ってきた未乗路線・区間は、
① 養老鉄道(大垣~揖斐)
② 遠州鉄道
③ 大井川鐡道
です。
全部合わせても97.5kmしかなりませんが、この5つ以外にも、私の完乗ルールには入っていない貨物線やケーブルカー、特別列車、さらにはブログに載せていない路線などもありますので、そちらも含めて書いていきたいと思います。
瑣末(さまつ)な事柄も多いですが、もともとこのブログは、(タイムラグはありますが)日記として書いており、日記とは読者向けというより自分の関心事や自分がおもしろいと思ったことを綴るものですから、そちらを強調していきます。
体調は眠い以外、問題はありませんが、気分はやや沈んでいます。
その理由は先日の台風21号の来襲で、実は今回の旅行は、本当ならば、1週間前に行うはずでした。
まだ青春18きっぷが使える期間で、JRでの移動には(普通・快速列車限定ですが)、これを使った方が安く済みます。
そのつもりで、旅行計画からきっぷの入手、宿の手配までを2か月も前に済ませていました。
それが、あの猛烈な台風のせいで、すべてが台無しにされ、きっぷや宿の日程変更を余儀なくされました。
もう青春18きっぷの使用期間は終わり、正規のきっぷを買いなおす羽目になって、痛い出費となりました。
まったく、我ながら雨男もここに極まれりといった感じです。
しかし、テレビの報道では、3カ月も前から計画していたUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)観光が中止にされたことにがっかりする女子学生たちや、ひどいのになると、関西空港からグアム島へのツアーを申し込んだのに、中止どころか、関空に閉じ込められて一晩明かしたという老夫婦もいました。
8000人もの人が停電した空港に軟禁され、非常に気の毒に思いました。
それに比べれば、私の被害などまだ軽い方ですから、かえって文句や愚痴を言えないわけです。
そういう中途半端な気持ちでのこの日を迎え、しかもこの日も秋雨前線が停滞して雨模様ですから、私の旅行気分をいっそう暗くさせました。
そうはいっても、あの台風や長雨にもかかわらず、私の未乗路線はなんとか無事でしたから、この際、晴れてくれなんてぜいたくを言わず、乗れるだけマシといった気持ちで臨むぐらいがいいでしょう。
ICカードは使えないので、自動券売機できっぷを買います。
養老鉄道の桑名から大垣までの区間は4月22日(日)に乗車済み(https://blogs.yahoo.co.jp/sunflat192/14412136.html)ですので、残りの大垣から揖斐(いび)まで14.5kmの区間に乗ります。
2番線に揖斐(いび)行き2両編成の電車が到着しました。
地元の利用客のほかに、リタイアした観光客グループも乗りました。
しばらく住宅街が続きます。
左手の遠くに奇妙な形をした山が見えます。
金生山(かなぶやま)といって、多くの化石が発掘されるほか、石灰岩もさかんに採掘されます。
削りまくった結果、山肌があらわになり、痛々しい山容を呈していました。
田んぼの稲穂も十分に伸びてきました。
伊吹山地の上の方は雲で隠れ、全容が見えません。
10時34分、終点、揖斐駅に到着。
なにやら期間限定の暗号文も掲げられていました。
観光客一行は、駅舎を写真に撮った後、バスに乗って行きました。
私の方は、10時50分の折り返しに乗るため、観光はできませんが、駅前を歩き回ってみます。
駅前も住宅街で、歩道にはサツキとキンモクセイのイラストパネルが埋め込まれていました。
脛永橋(はぎながばし)という読み方が難しい名前の橋まで来ました。
揖斐川の支流である粕川の河原です。
やっぱり伊吹山地は雲に隠れてしまい、どうってことない凡庸な景色でした。
雨が止んだだけでもマシなのかもしれませんが。
現行は40分に1本という本数で運行されてますが、景色を見たところ決して沿線人口は少なくなく、路面電車化するとまでいかなくても、もっと本数を増やすだけでも、利用客は増えそうな気がします。
大垣への買い物は便利になり、さらに東海道本線へと乗り継げば、岐阜や名古屋ぐらいすぐに行けますから、なにかもったいないように感じます。
養老鉄道の改札口を出て左に、JR線への連絡改札口がありましたので、こちらを通ります。
事前にとりあえず、小田原駅までの乗車券を買っておきました。
101kmを超えますから、戻らなければ途中下車はできますし、次の日も使うつもりです。
次は、浜松駅まで行って、遠州鉄道に乗ります。(続く)