高尾山ケーブルカー、高尾山口駅から東村山駅まで
行きは「エコリフト」に乗ったので、帰りはケーブルカーで下山します。
11時45分発、清滝行きのケーブルカーです。
車内に入ったら、ドア上の吊り革の支柱に頭をぶつけ、その姿を見た2人の中国系おばちゃんたちの顔から微笑がこぼれました。
ケーブルカーの全長は1.020kmで、およそ6分で結びます。
60mのトンネルを抜けると、31度18分という鉄道の中で日本一の急勾配の坂を下るため、体が前のめりになります。
両側には背の高い美林が続きますが、時々、それらが切れて空が垣間見れます。
中間地点で対向のケーブルカーと行き違い、次第に勾配が緩くなってきます。
楓の木々が姿を見せ、「11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。」というアナウンスが流れました。
なお、きっぷは記念に持ち帰ることもできます。
川の水量はほどほどで、さらさらと流れています。
きれいに整備された道路の両側には土産物屋や食堂が立ち並び、休日ならもっと賑わうのでしょうが、この日(9月14日)は閑散としていました。
反対に、車はしばしば行き交うため、歩行者は気を遣わなければなりませんでした。
以前、千葉都市モノレール1号線をもって関東地方の鉄道は完乗なんて、うっかり書いてしまいましたが、未乗路線・区間の整理をしようと、乗りつぶし帳の巻末に、完乗した路線の欄を1つ1つ赤ペンでチェックしていったら、この路線の存在に気付き、慌てて追記を出すことになりました。
たとえば、地理情報開発「東京多摩・埼玉鉄道路線図」だとこんな感じです。
これでも、だいぶすっきりしている方ですが、一部の鉄道マニアや路線図マニアとかでない限り、まるで迷宮(ラビリンス)に見えて、眼をチカチカさせます。
そんな時は、やはりネットで地図検索するのが便利で、出発駅と到着駅を入力すれば、ルートと行き方が示されます。
※地図は、google mapを使用。
12時38分、国分寺駅に到着。
お腹が空いたので、駅中のうどん屋で腹ごしらえです。
制服を着た小学2年生ぐらいの子ども達が乗ってきて、おしゃべりを始めました。
なかなかませているような感じでしたが、話が終わると、かばんから本を取り出して開き、静かに読み始めました。
そのうちの1人は、『かいけつゾロリ』でした。
恋ヶ窪、鷹の台、小川と順調に進み、13時23分、東村山駅です。(続く)