ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

常磐線5(浪江~仙台)


イメージ 1

イメージ 3

イメージ 4

雨が降らない所まで来たようです。

浪江駅の改札口を通り、そのまままっすぐ進んだ先、3番線に停車中の12時20分発、普通列車原ノ町行きに乗ります。

4両編成の車内は、50%ほどの乗車率でした。




イメージ 2

イメージ 5

イメージ 6

小高駅の待合室は新しくなっています。

この辺りは、2016年7月12日に避難区域が解除されました。






イメージ 7

20分の乗車で、12時40分、原ノ町駅に到着。

跨線橋を渡って、引き続き、12時58分発、普通列車の仙台行きに乗り継ぎます。




イメージ 8

今度のは2両に減車され、車内も雑然としていました。

ちょうど部活帰りの高校生たちも乗ってきて、座席はすべて埋まりました。






イメージ 9

晴れ間が広がり、広い田んぼ地帯に出てきました。

もうすぐ収穫を迎えますね。



イメージ 10

駒ヶ嶺駅の少し先、右手には火力の新地発電所が見えてきます。

3.11の震災で運転停止になりましたが、その年の12月には運転再開を果たしました。





イメージ 11

イメージ 12

駒ヶ嶺駅から浜吉田駅にかけては、津波で駅舎や路盤ごと流失し、内陸部に新線を移設しました。

そのおかげで、路線長は震災前より0.6km長くなりました。

畳で敷き詰められたような田んぼ地帯を高架で駆け抜けるのは、なかなか気持ちがいいものです。

が、震災当時はやはり津波で流され、しかも津波が引いた後も塩害の影響を受けました。

それから7年半が経ち、元の稲作風景に戻ったようです。





阿武隈川を渡り、岩沼駅東北本線と合流します。

東北本線とは日暮里駅以来で、久しぶりの朋友に再会を果たしたという感じです。

駅に着くごとに乗客は増え、満員状態となってきました。

14時18分、終点、仙台駅に到着。




イメージ 13

イメージ 14

柏駅を6時32分に出発し、途中待ち時間も含め、7時間46分かかりました。

これが新幹線なら、大宮駅から仙台駅まで速達タイプの「はやぶさ」「こまち」だと1時間10分弱で行けます。

6倍以上の時間をかけて来たことになり、普通に考えれば非常に無駄な行程を辿ったことになります。

こういう無用な旅を楽しむところが、浮世離れを際立たせているように思いますが、とにかく次は本命の仙石線へと向かいます。(続く)