仙石線(あおば通~高城町)
2000年(平成12年)3月に開業した比較的新しい地下駅で、当駅から陸前原ノ町駅までの3.2kmは仙台トンネルとなっています。
通勤型電車4両編成が入線してきました。
当駅から乗る人は少なかったです。
電車が出発し、加速したと思ったらもう減速し、1分で仙台駅に着きました。
さすがにここではたくさん乗ってきて、立ち客がいっぱい、前の視界は遮られました。
元が宮城電気鉄道という私鉄とあって、駅間が短いのです。
ようやく地上に出て、高架の苦竹駅に来ると、乗客の数が少しずつ減っていきました。
電車は概してゆっくりとした走りっぷりで、線形が悪いのか、ゴトゴト揺れます。
隣に東北本線があり、同じJR線が並走する珍しい格好となります。
松島海岸駅で観光客が降り、車内はガラガラになりました。
高城川を渡ると、この電車の終点、高城町駅に15時36分着。
駅に着けば、あとは帰るだけです。
ただし、そのまま富山へは帰らず、埼玉の実家にもう1泊してから帰ります。
高城川を渡る手前で、折り返しの電車が行きました。
16時3分の仙台行きの列車で戻り、16時34分に仙台駅に着くやいなや、すぐに新幹線改札口に行きます。
改札機にきっぷを通すとなぜか「ピンポーン」と鳴ったため、きっぷの券面をよく見ると、新幹線の自由席特急券の日にちを間違えていることに気付き、慌てて駅員さんに変更を申し出ます。
すぐに発券してくれて、ホームへ上がると、発車メロディが鳴っていました。
乗る予定だった新幹線の1本前の、16時34分発「やまびこ148号」東京行きに運よく乗ることができました。
この日(9月15日)の移動総距離は681.4km、そのうち未乗区間消化が2.8kmです。
これは全体のおよそ0.004%に過ぎず、まさに「薄利多売」ならぬ「薄利多乗」のような旅行でした。(続く)