ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

仙石線(あおば通~高城町)

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JR仙台駅から西へ地下道を歩いて400mの所に、仙石線の始発駅、あおば通駅があります。

2000年(平成12年)3月に開業した比較的新しい地下駅で、当駅から陸前原ノ町駅までの3.2kmは仙台トンネルとなっています。





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14時50分発、普通列車高城町行きに乗って、未乗区間であるあおば通駅から仙台駅までと、松島海岸駅から高城町駅までの計2.8kmを消化します。





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通勤型電車4両編成が入線してきました。

当駅から乗る人は少なかったです。

電車が出発し、加速したと思ったらもう減速し、1分で仙台駅に着きました。

さすがにここではたくさん乗ってきて、立ち客がいっぱい、前の視界は遮られました。





榴ヶ岡(つつじがおか)、宮城野原陸前原ノ町と、電車はこまめに停車していきます。

元が宮城電気鉄道という私鉄とあって、駅間が短いのです。

ようやく地上に出て、高架の苦竹駅に来ると、乗客の数が少しずつ減っていきました。

電車は概してゆっくりとした走りっぷりで、線形が悪いのか、ゴトゴト揺れます。

本塩釜駅から先も高架区間で、右手に塩釜港が見えてきます。

東塩釜駅からは単線になり、山が松島湾まで迫って、人家の少ない山間部や海沿いを走ります。

隣に東北本線があり、同じJR線が並走する珍しい格好となります。

松島海岸駅で観光客が降り、車内はガラガラになりました。





東北本線と分かれる際、連絡線(ピンクの線)があって、仙台駅と石巻駅を結ぶ「仙石東北ライン」の列車が通ります。

私は1年前の夏に、石巻駅から「仙石東北ライン」でこの連絡線を通ったことがあり、だから、私の未乗区間の実際は、松島海岸駅から連絡線の合流までの区間となります。




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高城川を渡ると、この電車の終点、高城町駅に15時36分着。




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これで仙石線も1年前のと合わせて完乗し、さらに東北地方の鉄道路線もすべて乗り終えました。

駅に着けば、あとは帰るだけです。

ただし、そのまま富山へは帰らず、埼玉の実家にもう1泊してから帰ります。




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高城町駅からまた仙石線で仙台駅に戻ってもいいのですが、趣向を変えて、近くの東北本線松島駅まで歩き、そこから仙台駅へ戻ることにします。

スマホの地図を見ると、松島駅までおよそ1kmです。





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高城川を渡る手前で、折り返しの電車が行きました。




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ちょっと道に迷いましたが、20分ぐらいで松島駅に着きました。

「松島」とありますが、景勝地とは離れていて、最寄り駅は仙石線の松島海岸駅です。





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16時3分の仙台行きの列車で戻り、16時34分に仙台駅に着くやいなや、すぐに新幹線改札口に行きます。

改札機にきっぷを通すとなぜか「ピンポーン」と鳴ったため、きっぷの券面をよく見ると、新幹線の自由席特急券の日にちを間違えていることに気付き、慌てて駅員さんに変更を申し出ます。

すぐに発券してくれて、ホームへ上がると、発車メロディが鳴っていました。

乗る予定だった新幹線の1本前の、16時34分発「やまびこ148号」東京行きに運よく乗ることができました。







この日(9月15日)の移動総距離は681.4km、そのうち未乗区間消化が2.8kmです。

これは全体のおよそ0.004%に過ぎず、まさに「薄利多売」ならぬ「薄利多」のような旅行でした。(続く)