北九州高速鉄道小倉線(北九州モノレール)
4両編成の車内には、立ち客が出るほどの利用状態でした。
「やる気と元気は、憂希から~!」という超ハイテンションな自己紹介から始まり、その声色のまま「次は、平和通、平和通です!!」とアニメのような声で案内。
一方、乗客のほとんどが地元民とあって、この独特の放送にはもう慣れているらしく、いつも通りに適当に聞き流し、そしていつも通りに降りて行きました。
時々、乗車マナーなどの注意事項も放送されますが、さすがにその時は神妙な声になります。
少し落ち着いたと思ったら、再び急にテンションを上げて、「城野!城野です!!」といきなり変わるものですから、このギャップにはとうとう慣れることができませんでした。
私はこのことを知らずに乗車したので、よく引き当てたな~と我ながら感心します。
都市部なので、これといった景勝地が見られるわけではありませんが、モノレールという特性上、高架を走るので、見晴らしは良いものです。
オフィスビルや商店街から始まり、ショッピングセンター、行政施設、マンション、競馬場、自動車学校、住宅街、宗教施設など、都市にありそうな建物はだいたい網羅されています。
西側の方は山が見え、東側(写真)も低い丘陵が続き、その上にへばりつくように住宅街が形成されています。
19分の乗車で、14時49分、終点の企救丘駅に到着です。
11月3日(土)に「モノレールまつり」が開催されたそうで、この車両基地を一般開放するようですね。
ホームや橋の上には、なぜかカメラを構えている人が散見され、はて、これから何か特別な列車が来るのかなと訝しく思いました。
ところへ、ルルルルルルと接近ベルが鳴り、列車が通過する放送が流れてきました。
(詳しくはこちら → https://railf.jp/news/2018/10/29/195500.html)
少し早いけど、1日目はこれで終了にします。
その時間では、この時期すっかり暗くなってしまいますから、景色を見ることができません。
暗くなっても乗りつぶしたことに変わりはありませんが、できることなら明るいうちに乗っておきたい。
そういうわけで、早めに切り上げることにしますが、まあ今朝の出発が早かったし、先は長いですから、焦らず欲張らずに、のんびり進めていきたいと思います。
「使えますよ。代行バスは鉄道扱いですから。」と、はっきりとした回答をいただくことができました。
これで、「旅名人の九州満喫きっぷ」は、明日もほぼフルに使うことができそうです。
(一部区間で有料特急を使うため、そこだけは別に乗車券も購入)
・・・さて、1日目を振り返ると、旅行中はたいてい雨に降られてばかりの私にしては好天気で、まずまずの滑り出しでした。
天気予報を見ても、九州地方は当分の間、晴れが続くそうで、今回はいつもとは違って、いろいろとご利益がありそうです。
そんなチャンスを逃さないよう、しっかり乗りつぶしを進めつつも楽しんでいきたいですね。
それで、夕食でとあるラーメン屋に入ったのですが、ラーメンのほか、チャーシューの欠片みたいなものをおつまみとしてサービスしてくれました。
個人店では、こういうサービスがあるから、(狙ってるわけではありませんが)有難いですね。(続く)