ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

南阿蘇ゆるっとバス(中松駅前~大津駅南口)

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中松駅前停留所から、10時45分発、大津駅南口行きのバスに乗ります。

代行バスではないので、下車時に正規の運賃を払います。

乗客数は数名で、すべて地元の年配の方でした。






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バスは南郷谷の盆地をトコトコ走ります。

夕べ乗った時は、暗闇の中、灯りが点々と光っていて、なんとなく山里に来たのかなと思う程度でしたが、日中に見れば、盆地になっているのがはっきり分かります。

こういうのどかなところに、降車ボタンで牛の鳴き声が聞こえるのは、決してミスマッチでない気がします。





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阿蘇下田城ふれあい温泉駅の駅舎が、ちらっと見えました。

震災から2年半経った今でも、屋根瓦の修理は終わっていないようです。

この駅には温泉が併設されているはずですが、現在営業しているのかどうか分かりません。





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長陽を過ぎると、白川へ向かって深く切れ込んだ谷を進みます。

道路は高架橋で、眼下に見える白川が小さく見えます。

細い川の先には、あずき色のアーチ橋梁が見え、これが高森線の第一白川橋梁です。

遠くからではなんともないように見えますが、損傷が激しいらしく、約40億円かけて付け替えるのだそう。

ほとんど一から鉄道を造りなおすようなものですね。

そう思うと、開業当時の国鉄はよく金をかけられたなとも思えます。






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立野周辺では、山の頂上から裾まで丸ごと土砂崩れが起き、現在も工事が進められています。

立野駅には、豊肥本線の名物「スイッチバック」があり、これを登り切って外輪山の切れ目を抜けることになっていました。

ところが、線路が通っているはずの所に、こういう大規模な土砂崩れが起きましたから、そりゃあひとたまりもないですね。

このような難工事が予想されるにもかかわらず、JR九州は昨年(平成29年)4月より復旧工事に着手しましたから、英断と言えるでしょう。







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このバスは瀬田駅は通過します。

土地が開けて、平野部に出てきました。

大津市街地に入り、11時31分、大津駅南口に到着です。




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豊肥本線に戻り、熊本駅へ向かいます。(続く)