長崎本線(諫早~長与~浦上)
諫早駅、9時31分に降りて、次の列車は9時50分発です。
19分の接続で、悪くないですね。
今回はそのリベンジも兼ねてやってきたわけですから、あの時味わった屈辱と、味わえなかった景色を頭に刻み付けてやるという、気合の入り方からして違いました。
大村線からの列車がやってきました。
しかし、その古い見た目とは裏腹に、座席は転換クロスシートとなかなか上等な設備を持っています。
進行方向右側かつ窓寄りの席に座りました。
凪いだ海が真下まで迫り、浅瀬には底まで透き通っています。
のんびりとした速度にゆったりとした海を眺めると、さっきまでリベンジに燃え上がっていた勢いがすっかり鎮火し、雲に乗ったようなふわふわとした気持ちに変わっていきます。
ミカンの木が並び、段々畑にも及んでいます。
現に平成28年度の人口は42359人で、これは私の住んでいる所(市)と変わりません。
そういうわけで、この駅からどしどし乗ってきます。
稠密(ちゅうみつ)な住宅街を、列車はマイペースにドコドコ走り、10時32分、浦上駅に着きました。
駅前に自転車やバイクがズラーっと詰めるように並んでいました。
JR線は、残すところ吉都線のみです。