ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

長崎電気軌道3号系統

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※路線図は、Wikipediaより引用  

浦上駅前から、長崎電気軌道に乗車します。

長崎電気軌道は、長崎市内を走る11.5kmの路面電車線で、本線のほか、赤迫支線、桜町支線、大浦支線、蛍茶屋支線の計5路線を有しています。

しかし、実際の運行はそれらを無視するかのように、むしろ1~5号系統に振り分けられており、これらを利用することになります。

ただし、2号線だけは深夜1往復と臨時便しか走っていませんが、これは他の系統でカバーできるので、乗りつぶしには影響ありません。







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帰りの列車が、長崎駅15時47分発に決めており、それまでに路面電車乗りつぶしを済ませ、余った時間で観光に充てようと思います。

もっとも、その帰りの列車も自由席車ですから、逃しても一向に問題はありませんが、なるべく明るいうちに熊本のホテルに着きたい気持ちがあります。

そういうわけで、まずは赤迫方面へと攻め入ります。

車内は混雑しており、とても座れたものではない盛況ぶりです。

原爆資料館浦上天主堂長崎大学があるからかもしれません。






ところで、路面電車にはたいてい1日乗車券というきっぷが販売されており、乗りつぶしには必須のアイテムですが、車内での販売はされていませんでした。

代わりに、いくつかの発売所で購入することになっており、さっきのJR浦上駅でも販売されていたとのことで、しまった!と後悔しましたが、この電車の終着、赤迫停留場の近くにもあることを知り、ホッと胸をなで下ろしました。

それに、長崎電気軌道の運賃は良心的で、全区間均一120円(小児60円)と大変に安い。

だから、例えば赤迫から1号線で崇福寺までとか、3号線で蛍茶屋、さらには1号線から新地中華街で5号線に乗り継いで石橋まで乗っても、120円なのです。








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赤迫の販売所は、トヨタレンタリースの左隣にありました。

仮設小屋のようで分かりにくかったのですが、無事に1日乗車券の購入を済ませ、再び停留場の方へと戻ります。





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ホームには1号線の崇福寺行きが停まっていましたが、これは後発で、先発は後からやってきた蛍茶屋行きの電車です。

なにぶん2,3分間隔の運行ですから、詰まるのは当然で、当停留場でも縦列停車をしました。

この車両は車体が青く、中は木材を多用したレトロチックで、座席もソファーのようなお洒落なものでした。






さすがに始発駅からは乗客数は少ないものの、すぐに増えて、たちまちにして満席、立ち客の出現。

このままでかいキャリーバッグを持っていくのは面倒なので、途中の長崎駅前で降り、コインロッカーに預けました。

これで持ち物は小さなトートバッグのみと身軽になり、存分に行動できます。






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3号線の蛍茶屋行きに乗ります。

1号線の線路と分かれた後、桜町より先で路面電車としては珍しいトンネルに入っていきます。

トンネルといっても、道路との併用軌道なのですが、そのトンネルを抜けると、市民会館(停留場)です。

公会堂前だった名前を今年8月に変えたばかりで、線内にはこのほかに12もの停留場名が一気に変わりました。

この先、左へと急カーブして4、5号線の線路と合流しますが、この地点こそ過去に4回も脱線事故を起こした鬼門です。

そろそろと通過して進みます。







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蛍茶屋に到着し、降りて周囲を眺めてみます。

丘陵がすぐそこまで迫り、坂の途中にある停留場です。

留置線が延びており、私が乗った電車もそちらへ回送されました。

車はひっきりなしに来て、交通量は概して多い。

ここではとくに観光するつもりはないので、停留場に戻ります。(続く)