長崎電気軌道3号系統
※路線図は、Wikipediaより引用
しかし、実際の運行はそれらを無視するかのように、むしろ1~5号系統に振り分けられており、これらを利用することになります。
ただし、2号線だけは深夜1往復と臨時便しか走っていませんが、これは他の系統でカバーできるので、乗りつぶしには影響ありません。
もっとも、その帰りの列車も自由席車ですから、逃しても一向に問題はありませんが、なるべく明るいうちに熊本のホテルに着きたい気持ちがあります。
そういうわけで、まずは赤迫方面へと攻め入ります。
車内は混雑しており、とても座れたものではない盛況ぶりです。
代わりに、いくつかの発売所で購入することになっており、さっきのJR浦上駅でも販売されていたとのことで、しまった!と後悔しましたが、この電車の終着、赤迫停留場の近くにもあることを知り、ホッと胸をなで下ろしました。
仮設小屋のようで分かりにくかったのですが、無事に1日乗車券の購入を済ませ、再び停留場の方へと戻ります。
なにぶん2,3分間隔の運行ですから、詰まるのは当然で、当停留場でも縦列停車をしました。
この車両は車体が青く、中は木材を多用したレトロチックで、座席もソファーのようなお洒落なものでした。
さすがに始発駅からは乗客数は少ないものの、すぐに増えて、たちまちにして満席、立ち客の出現。
このままでかいキャリーバッグを持っていくのは面倒なので、途中の長崎駅前で降り、コインロッカーに預けました。
これで持ち物は小さなトートバッグのみと身軽になり、存分に行動できます。
3号線の蛍茶屋行きに乗ります。
1号線の線路と分かれた後、桜町より先で路面電車としては珍しいトンネルに入っていきます。
トンネルといっても、道路との併用軌道なのですが、そのトンネルを抜けると、市民会館(停留場)です。
公会堂前だった名前を今年8月に変えたばかりで、線内にはこのほかに12もの停留場名が一気に変わりました。
この先、左へと急カーブして4、5号線の線路と合流しますが、この地点こそ過去に4回も脱線事故を起こした鬼門です。
そろそろと通過して進みます。
丘陵がすぐそこまで迫り、坂の途中にある停留場です。
留置線が延びており、私が乗った電車もそちらへ回送されました。
車はひっきりなしに来て、交通量は概して多い。
ここではとくに観光するつもりはないので、停留場に戻ります。(続く)