特急かもめ7号
朝が、冷え込んできました。
11月1日(木)、午前7時30分。
九州・沖縄鉄道旅行5日目は、博多駅からスタートです。
ただ、それだけではすぐに終わってしまうので、せっかくの機会、長崎観光も入れます。
どこへ行くかまだはっきりしていないけど、中華街、唐人屋敷、出島、洋風の建築群、港、原爆資料館・・・等、たくさんありますから、現地で見て決めようと思います。
その後、特急かもめと九州新幹線で熊本へと落着します。
もう「旅名人の九州満喫きっぷ」は使い切ってしまったため、今日から基本的に通常のきっぷを使います。
さっそく、7時53分発の特急かもめ7号に乗ります。
始発駅なので、自由席でも座れます。
が、スーツを着たビジネス客が多く、席は案外埋まって、8割方に達しました。
この列車の車室には、荷物スペースが設けられていて、私のでかいキャリーバッグをそこに置くことができました。
こういう設備は大事で、今後ますます増えるであろう外国人観光客の荷物対策にもなりますね。
雲は広がっているものの、切れ目から光が差し込んできます。
予報では、これから晴れるそう。
昨日は終日曇っていたものの、これで5日連続雨に降られていません。
なにやらたくさんの気球が見えてきました。
ちょうど「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催中でした。
会場のそばに、「バルーンさが」という臨時駅があり、当列車も停まりました。
観光客は降りて行くと、テントが並んでいる所へ向かっています。
8時40分頃に出発し、窓外を眺めると、大勢の人で賑わっていました。
私はこれまで3度この区間を通ったことがありますが、熱気球が飛んでいる姿を見るのは初めてで、天気といい、今日も幸多き期待が膨らみます。
海苔を養殖するための支柱群や干潟が見れるのは、この区間ならではですね。
列車こそ新しい車両だけど、鄙びた漁村風景がまた旅情を誘います。
こういう風景は、長崎新幹線が開業すれば、トンネルだらけの味気ないものになりますから、その点はもったいないですね。
雲が遠ざかり、晴れ間が広がってきました。
9時31分、諫早駅で降ります。