特急かもめ28号(長崎~新鳥栖)、九州新幹線さくら415号(新鳥栖~熊本)
今晩泊まるホテルが熊本なので、今日の鉄旅はまだ続きます。
15時47分発、特急かもめ28号で新鳥栖駅へ向かいます。
今朝乗った「白いかもめ」ではなく、「銀のかもめ」7両編成です。
始発駅なので、当然自由席。
車内はガラガラでした。
車室に荷物置き場があるのはありがたいのですが、なぜか中央部。。。
浦上駅を出ると、旧線と分かれ、全長6176mの長崎トンネルに入ります。
特急は新線区間を通るのでスピードは速いですが、そのぶんトンネルが多く、外の景色が見られるのは僅か。
あっけなく諫早駅です。
今朝も通っておいて、同じ景色だろうと思われるかもしれません。
その通りですが、風景好きとしては、同じ区間でも時間帯によって表情は変わるもので、ほとんど雲のないすっきりとした青空にオレンジの光が差し込んでいます。
鄙びた漁村と夕暮れが、哀愁を誘う演出をし、しみじみとした気持ちになります。
これから1日が始まる朝では決して味わえない世界で、帰りにこの列車に乗って良かったと思える瞬間でした。
肥前鹿島駅から広大な田畑地帯を快走します。
11月に入ったのに、まだ黄金色の稲穂が見られるとは。
係の人が片付けと明日の準備をしているようでした。
佐賀駅でたくさんの乗客が乗ってきて、ほぼすべての席が塞がりました。
初めての利用で、スムーズに乗り換えられるか不安でしたが、難なく新幹線のホームに上がることができ、杞憂に終わりました。
17時31分発、鹿児島中央行きのさくら415号は6両編成。
JR九州の車両で、これは初乗りです。
車内は木材の座席に西陣織のモケットを使用しており、全体的に明るくお洒落。
自由席を利用しましたが、博多駅始発ということもあるのか、空席が目立ちました。
もうすっかり日が落ち、だんだんと薄暗くなってきました。
トンネルを抜け、熊本の市街地に入った時は、すっかり夜に様変わりです。
17時55分、熊本駅着。
昨日の昼にも来ましたから、今旅行2回目ですね。
白川口が工事中でくねくねとした通路を利用しなければならないのが面倒でしたが、とりあえず出たところで、路面電車に乗り、午後6時半、無事ホテルに到着しました。
今日も予定通りに未乗路線を消化し、いよいよ明日、吉都線をもってJR線の完乗です。
完乗を目前にしても何か気持ちが揺れ動くことはなく、たぶん淡々と終わっていくのでしょう。
さすがに明日中に沖縄都市モノレールの完乗までは届きませんが、それは明後日にやることにして、今日はこれで終わります。(続く)