ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

日豊本線(都城~国分)、鹿児島空港~那覇空港

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実は、当初、都城駅から宮崎駅へ行き、宮崎市内で1泊した後、沖縄へ行くつもりでした。

その方面で計画を進めていたのですが、次の11月3日が土曜日だけあって、宮崎空港午前9時台の便が見事に満席になっていました。

宮崎空港から那覇空港へは、この1便しかないため、はてどうしようかと考えた末に、近くに鹿児島空港があることに気が付きました。

それで同じ日に、空席があるかどうか調べましたが、夕方の便しか空いていませんでした。

このままでは宮崎か鹿児島で1日余計につぶすことになり、嫌だな~と窮地に陥ったところに、前日はどうか調べると、これが運よく、夕方の便が残り7席空いていました。

この夕方便は、鹿児島空港を17時45分に出発し、那覇空港には19時10分到着予定ということで、ちょっと遅くなりますが、沖縄入りが1日早くなるぶん、ゆっくり観光できそうです。

あとは、都城駅からこの夕方の便に間に合うか検討したところ、これから15時5分発の特急きりしま13号で国分駅まで行き、国分駅前で鹿児島空港行きのバスに接続していることが分かりました。

そのバスに乗れば、空港には16時20分に着き、搭乗手続きや保安検査の時間を入れても、17時45分のフライトに間に合います。

完乗に立ちはだかる試練を乗り越えるには、こういう粘り強さが求められます。







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というわけで、都城駅15時5分発、鹿児島中央行きの特急きりしま13号に乗車です。

この車両は「ハイパーサルーン」という愛称が付いており、車両中央部に1カ所ドアがあるという珍しい構造をしています。

そのため、車室は1両につき2部屋に分割されています。

私は自由席に乗りましたが、平日日中とあってガラガラでした。









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高架駅の西都城駅を出て、遠くに山を望み、地上に降りると、広大な畑を眺めます。




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財部駅(たからべえき)から山の中へと分け入ります。

吉都線より後に開通したとはいえ、険しいためか線形が悪く、カーブが多い。

時々、茶畑なんかが見えたります。





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霧島神宮駅の先では、赤い屋根瓦をもつ家々が並んでいました。

霧島神宮と何か関係があるのでしょうか。

土地が開けると、急に町が姿を現しました。

15時50分、国分駅着。







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続いて、15時57分発、鹿児島空港行きの路線バスが5分遅れでやってきました。

私を含めて2人乗り、車内には数名の高校生がいました。





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国分の町中を抜け、丘陵地帯に入っていきます。

鹿児島空港は高台にあります。





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16時20分過ぎに鹿児島空港に着き、すぐに搭乗手続きをとります。

私は事前に予約と運賃の支払いは済ませているけど、座席までは指定していません。

受付カウンターの方から残り3席と言われ、しかも非常口の席に指定されました。

「もし万が一緊急事態が起きましたら、客室乗務員にご協力をお願いいたします。」

その万が一が起こらないことを祈るばかりです。







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展望所に行き、外の景色を眺めます。

日がちょうど山の中へと沈みかけ、うすら寒くなってきました。

ところへ、飛行機が轟音を立てて離陸していきました。

外から離陸する様子を見るなど、久しぶりのような気がして、やはりカッコいいなと思いました。






今晩泊まる宿には夕食が付いていないため、ここで済ませてしまいます。

鹿児島黒豚を使ったカツ丼をいただき、満腹。

これで夜を越せそうです。







17時45分フライトの便は、到着が遅れたため、30分も遅延しました。

鹿児島では晴れていたけど、沖縄は予報では雨。

それも、ただの雨ではなく、これから強風がブレンドされた大雨がやって来るのだとか。

ここへきて、どうもまずいことになってきた。。。

那覇空港にも30分遅れて到着し、荷物を受け取った頃には、午後8時を過ぎました。







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暗い中、10年ぶりの沖縄都市モノレールとご対面し、1つ先の赤嶺駅に向かいます。

10年前に乗った時、座席がめっぽう固かったことを覚えていますが、どういうわけか柔らかくなっていて、自分の記憶違いなのかなと訝しく思いました。

日本最南端の赤嶺駅で降り、糸満バスターミナル行きのバス停を探します。

なにぶん初めての利用で、しかも夜ですから、どこにあるのか全く見当がつきません。

地元の方に教えてもらい、なんとか乗車でき、午後9時過ぎに無事宿に到着しました。

明日は、はじめに「ひめゆりの塔」を観光した後、いよいよ最後の残存路線・区間沖縄都市モノレールおもろまち首里)を乗りつぶします。(続く)