与那国島4(軍艦岩、立神岩、比川)
東崎から軍艦岩、さらに少し先の立神岩に向けて、自転車を走らせます。
たぶん、比川集落まで何もないパターンですね。。。
しかも、起伏に富んでいて、私が借りた自転車は電動ではないので、下りは良いとしても、上りがしんどいです。
自転車から降りて歩く始末です。
時々、颯爽と通り過ぎる車がうらやましい。。。
1kmほど進んだ所に、軍艦岩がありました。
さっきのバードウォッチャーのおっさんも来ていて、また会うのも気恥ずかしい思いですが、仕方がない。
波が荒々しいのがよく分かります。
さらに南へ進んで、立神岩です。(左下)
1カ所だけ上に突き出ていますね。。。
地層も土系から岩系と段々になっているのが分かります。
ここまで来たら、あと4kmちょっとで比川集落ですから、満を持して進みました。
登ったり下ったりを繰り返し、下りは風を切って気持ち良い滑り出しだけど、上りは修行です。
軍艦岩にいたとき、私とは逆方向にマウンテンバイクで走っていた人がいましたが、東崎から軍艦岩までの坂はかなり長く、私は下りだったから良かったものの、上りは心臓破りでしょう。
幸い、あれより長い坂には当たらなかったから良かったものの、もしあの長さに匹敵する坂に出くわしたら、私は干上がっているところでした。
やっぱり自転車(それもギア付き)での移動は無理がありました。
やがて、道は海を離れ、内陸部の方へと入ります。
下り坂で飛ばしていると、突如、私の目の前で道路を横切る物体が現れ、慌てて急ブレーキ!
轢いてしまっては縁起が悪いと思って、おそるおそる近づくと、なんとか無事でした。
その正体はカニでしたが、しかし、小さいとはいえ、紫色とは不気味ですね。
たぶん「カクレイワガニ」で、こいつ、私の方をじっと見つめていました。
その少し先には滝が流れていました。
といっても、落差2mもないもので、はたして滝と呼ぶにふさわしいのか分かりませんが、つまり与那国島には天然水があることを示しています。
カニといい、こういうちょっとした発見ができるのは、サイクリングの良い所ですね。
それからしばらくは坂道に喘ぎ続け、正午頃にやっと比川集落に着きました。
今朝から何も食べておらず、この先もサイクリングが続きますから、腹ごしらえにと適当な食堂に入って、てびちそばを注文しました。
てびちとは豚足のことですが、出てきた品は、薄味のスープに沖縄そば、その上に豚足が丸ごと1本載っていて、見た目グロテスクでした。。。
さすがに食感はトロトロで柔らかかったのですが、その見た目とリアルな皮で、若干引きました。
後ろにいた近所の家族連れも、4歳の女の子がてびちに挑戦すると言って、これって挑戦するものなの?と思わずにいられませんでした。