ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

与那国島5(Dr.コトー診療所、比川浜、南牧場)

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比川の観光地と言えば、なんといっても、「Dr.コトー診療所」です。

ドラマの主舞台で、医者のコトー先生こと五島健介(吉岡秀隆)、看護士の星野彩佳(柴咲コウ)、役場の職員で診療所の事務員の和田一範(筧利夫)の3人が、ここで患者の手当てや手術を行っていましたね。

さっそく中へ入ると、どうやら管理人さんは留守のようで、受付に「300円を置いてください」との書置きがありました。

昼時だから、昼食をとりに行ったのかもしれない。

靴を脱いでスリッパに履きかえ、「診療代」300円を置いて、中を見学させてもらいました。

事務室には机が2台あり、うち1台の上にはヤシガニカップラーメン(3個)や草鞋が置いてありました。

その奥が手術室で、ここにはコトー先生が往診で使っていたボロ自転車と旗が立てかけていました。

手術室の向かい側がベッドで、両側に2台、背に窓があって外は比川浜です。

窓が開きっぱなしで、波の音が部屋まで届きます。

待合室の突き当りにもう1つ部屋がありましたが、これは単なる物置でした。







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入り口の左側には急なはしごが架かっていて、登ることができます。

屋上からは、やはり比川浜が見えます。






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診療所の裏手には、細い川がちょろちょろと流れていて、浜を抜けて海へと注いでいます。

あまり見かけない蝶々もひらひらと飛んでいました。





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海辺まで来ると、透き通った海はさすがに美しいなと思います。

が、先の鋭い石が多く、裸足での海水浴は難しいですね。





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目の前に海を見渡せる診療所というのも、心が落ち着いて良いものですね。

あらかた見終わった頃に、車で来た観光客2人が診療所に入っていきました。

やっぱり、みんな島内の観光は車(レンタカー)ですよね・・・

コトー先生と同じ自転車で周る人は少ないでしょう。







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県道は内陸部へと入ってしまい、景色的にはおもしろくなさそうだったので、私は海沿いの道を進みます。

車海老の養殖場をかすめ、カタブル浜はどうせ比川浜と大して変わらない景色だろうと思って通過しました。

そして、またテキサスゲートを越えて南牧場へと入ります。

道は緩やかな上り坂で、海岸線は再び険しい崖が続くようになります。







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人間様が通る道路に堂々と馬が闊歩する姿をよく見かけます。

馬糞までまき散らす始末ですから、私は自転車だからいいとしても、車であれば高確率で踏んでしまうでしょう。

と、なんだか人間中心主義的な記述になってしまいましたが、実態はむしろ逆で、牧場内に人間が通らせていただいているのです。

だから、間違って馬糞を踏んでも文句は言えません。
(地元の人は、たいてい内陸部を通る県道を使う)







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与那国島は日本の最西端に位置し、防衛上、重要な役割を果たすため、陸上自衛隊の駐屯地が置かれています。

2016年3月開庁と新しく、外観こそ島内の民家と同じ赤い屋根に白のコンクリート製ですが、立派な建物です。

150人程度の自衛隊員が駐留しているそうです。

私が通った時は、敷地内で救急車を動かしていました。







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その緊張感ある駐屯上の真ん前で、馬が悠々と牧草を食んでいるのが、またなんともシュールです・・・

私の方でも、大人しい性格だと分かっていますから、これぐらい近づいても襲われないだろうと考えて、通り抜けました。

が、あとで地元の人の話によれば、南牧場に放されている馬は天然記念物で大人しい与那国馬ではなく、雑種でした。。。







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自衛隊駐屯地を過ぎれば、もう少しで日本最西端の地、西崎(いりざき)灯台です。(続く)