与那国島6(西崎灯台)
もう東崎(あがりざき)と軍艦岩の傾向から、530m以上の距離はあると疑っていましたから、騙されたという感覚はありません。
しかし、さすがに坂が続いていたせいか、1km歩いたのと同じぐらいカロリーを消費したようで、入り口に着いた時には、腕にしびれを覚えていました。
東経122度55分で、ついに日本最西端の地にたどり着きました。
東京から最も距離の離れた所に位置し、最東端の北海道根室市(東経145度50分ほど)とは、およそ経度23度の違いがあります。
ということは、時差は少なくとも1時間はありますね。
日本で最後に夕日が沈む瞬間を見られる場所として有名で、私も見たかったのですが、宿の夕食が午後6時と指定されているため、その願いは叶いませんでした。
また、ここから台湾までの距離は111kmで、澄んだ晴れであれば、海越しに台湾を望むことができますが、あいにく雲に隠れてしまいました。
それどころか、小雨が降ってくる始末で、折りたたみ傘を与那原駅舎展示資料館に忘れてきてしまったため、持っていません。
サイクリング中、いちばん来てほしくない天気になって、まずいなと思いつつ、休憩所で雨宿りをしました。
東崎で会ったバードウォッチャーのおっさんが言ってたように、この島の天候は読めませんね。。。
私が来た日は、灯台は工事中で、中へ入れませんでした。
もともと立入禁止なのかもしれませんが。
東崎と違い、西崎(いりざき)は久部良集落に近く、およそ1kmほど。
沈む太陽を見るなら、久部良の宿で泊まるといいかもしれません。
集落の背後にそびえている山は、久部良岳です。
雨は止みましたが、風が強く、とても長居できるものではありませんでした。
帰りは下り坂が続くので、ブレーキにさえ気を付ければ、爽快です。
そのまま下りて行って、久部良集落に入ります。(続く)