ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

琉球エアコミューター[RAC]724(与那国空港~那覇空港)

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9時45分に与那国空港前でバスを降りたはいいものの、困ったことに、那覇行きの飛行機が11時35分発と、1時間45分も間が空きました。

中に入っても、小さな空港だから見るものはなく、かといって空港の周囲には何もありませんから、暇を持て余します。

ロビーの椅子に座って待っていると、後ろの売店でおばあちゃんが機織りをしていました。

近寄って見てみたいのですが、野次馬だと思われたら嫌だし、声をかけられたら最後、何か買わされるかもしれない。

ひめゆりの塔前の土産屋のことを思い出し、結局、そのまま待つことにしました。

その他、別の土産物屋をチラッと見ると、空港と祖納の間の土産物屋で買った花酒「まいふな」が置いてあり、値段は2000円も高い、7000円でした。









「やあ、また会いましたね」

後ろを振り向くと、昨日、東崎でお会いしたバードウォッチャーのおっさんが立っていました。

どうやら私と同じ便に乗るようで、「では、お先に」と言って、搭乗手続きを済ませました。

気が付けば、時刻はもう午前11時を回り、私も手荷物を預け、搭乗手続きをしました。

今日から自宅の富山まで2日かけて帰るということで、まずは11時35分のRAC724便で那覇空港へ飛び、12時50分に到着します。

2時間25分の待ち時間を経て、15時15分発、JTA58便で福岡空港行きに乗り継ぎます。

福岡空港からは地下鉄と鹿児島本線を使って、小倉駅前のホテルで1泊、翌日に富山を目指してひたすら鉄道に乗り続けるという段取りです。









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10分前の11時25分に乗車案内がなされ、飛行機までトコトコ歩いて乗ります。

私の座席は5Kで、行きの時に比べればマシなものの、相変わらず真横にプロペラがあるのが気になります。

乗車人数は30人ほどでした。







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定刻通り、11時35分に離陸しました。

お世話になった宿のある祖納集落、そして自転車で行ってきた東崎が眼下に見え、たった1泊2日なのに、たくさんの思い出が甦ってきます。

もう来ることはないかもと思うと、名残惜しくなります。








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一面海が広がり、さらに進んで雲の上に出ました。

今日も積み雲がたくさん浮かんでいて、一部は積乱雲にまで発達しています。

やはりまだ海水温度が高いのでしょう。

これじゃあ、11月にまだ台風が生まれても不思議ではありません。








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11時45分頃に西表島を通過しました。

海岸線の険しい崖が続いています。






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だんだん雲の量が増えてきました。

その切れ目から、(たぶん)石垣島の上空を通過します。

こうして見ると、google mapの航空写真みたいですね。

その先に浮かぶ小さな島は、おそらく多良間島

雲が邪魔で見にくいですが、周囲の海は綺麗な水色をしています。







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機内では、シークワサージュースと、ポストカード(なぜか4枚も!)、シールを無料でいただきました。

また、「北大東島じゃがいもビスコッティ」(500円)も買いました。

北大東島産のじゃがいも「ニシユタカ」をはじめ、沖縄産のピーナッツ・卵・塩など、なるべく地元の素材を使ったこだわりのおやつで、那覇市の「いまいパン」とのコラボ企画で誕生しました。

固いけど、ほどよい甘さで、あっという間に平らげてしまいました。

一般の機内席なのに、なかなか充実したサービスで、JRのグリーン車もせめてこのぐらいのサービスを提供してくれれば、もう少し利用されると思うのだが。。。






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羽毛布団のように雲が敷き詰められるているのを眺め、機体は徐々に降下を始めました。






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晴れ間に出たと思ったら、すぐにまた雲の多い所を突き進み、そのうち眼下に沖縄本島の南端、喜屋武岬が見えてきました。

曇っていても、海の青さは際立っています。

そして、糸満港の上をかすめ、12時40分、予定より10分早く那覇空港に着陸しました。






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飛行機から降りると、与那国島と変わらぬ温かさが迎えてくれました。(続く)