ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

母との旅行についての計画

前回の記事で、のんびり更新すると書いておきながら、懲りずにまだ更新を続けます。

というのも、実は九州・沖縄鉄道旅行から遡ること10日前、10月18日(木)から23日(火)まで、小旅行をしてきました。

ブログに載せるか迷ったけど、個人的には良い写真が撮れ、また貴重な体験ができたので、このままお蔵入りにするより、公開してしまった方が、(薄いけど)公共の利益にかなう。

そう考えて、九州・沖縄鉄道旅行を優先したので順序が逆になってしまいましたが、ここに残すことにします。








「旅は道連れ世は情け」

10月18日に、我が北の方が富山に来ることになりました。

滞在期間は23日(火)までの6日間。

そのすべての期間、どこかへ連れてってというのが、私への要望でした。






どこへ行くにしても、やはり一番大事なのは、「行って良かった、楽しかった」と思えるようにすること。

思い出に残すことも、まあ大切だけど、そこまでいくとハードルが上がって余分な力が入りそうなので、このぐらいが適当です。

さて、そういう大きな目標が決まったら、次に、どうすればその目標を叶えられるのかを考えます。

美しい景色を見ること、人気観光地を訪ねること、おいしい食事をいただくこと、すばらしい伝統芸能を観ること・・・

母も私も、それほどお金に余裕があるわけではありません。

それどころか、母は「そんなに高いものでなくてもいいよ」と言うぐらいです。

となれば、そこそこの費用で満足できるような旅程を仕組む必要があるわけです。

ここで、最近、地方を盛り上げるキーワードとして、「ここだけ・今だけ・あなただけ」が思い浮かびます。

「ここだけ」とは、現地でしか味わえない風景や体験を味わうこと。

「今だけ」とは、今の時期にしか見られない、体験できないことです。

この2つは、旅行先のことを研究する領域です。

「あなただけ」とは、あなた(ここでは北の方)の思いや願いを把握し、あなたのためだけに、特別な旅行を提供するということ。

これは、お客様(ここでは母)のことを理解する領域です。

なんだか、書いてて物凄く敷居が高くなってきた気がしますが、そんな大層立派なものではなく、一応そういう方向性が大事だろうということです。

ちなみに、私の趣味(=鉄オタ)臭を前面に出すのは、out of the question.

あくまで、お客様が喜ばれることを、第一に優先にするべきです。








方向性が決まったら、やっと具体的な手立てに移ります。

まず、はじめに手を付けるのは、「あなただけ」。

しかし、これについては家族なので、性格や嗜好はある程度把握しています。

その上で、「合掌造りにだけは絶対に行きたい」という要望があったので、これは必ず旅程に組み込みます。

あとは、「おまかせ」でしたので、私が勝手に進めればいいのですが、なるべく母がこれまで行ったことのない場所の方が新鮮味があって良い。

それと、母の体力を考慮しながら、決めていきましょう。

次に、「今だけ・ここだけ」について。

そんなに遠くには行けないので、北陸地域に限定されるのがせいぜいでしょう。

東は新潟県上越から西は福井県嶺北まで。。。

石川県なら能登も入るし、岐阜県の飛騨高山も射程圏内ですね。

ただし、飛騨高山は昨年の秋に観光済みなので、今回は外します。








天候や観光客の混み具合、時間帯など種々検討すること3日間、とりあえず仮案が出来上がりました。

日程順に記すと、

・18日(木):富山ガラス工房でガラスづくりの体験

・19日(金):五箇山白川郷観光

・20日(土):にゅうぜん商工フェア「まつりんぴっく2018」で、カレーを食べる(?)

・21日(日):輪島観光1日目(輪島キリコ会館、曽々木海岸、平時國家、白米千枚田)  ※市内で1泊

・22日(月):輪島観光2日目(朝市、輪島塗体験、のと鉄道里山里海号」乗車)

・23日(火):立山観光(?)


といった感じです。





18日(木)は、午後に富山駅に着くということで、半日で楽しめることを考えた結果、こうなりました。

観光だけでは1つ1つの思い出が平板で薄くなりがちなので、「体験」を入れて富山の良さを実感できるようにしました。

私も初めてなので、ワクワクドキドキです。

ただ、親子共々、美術はさっぱりなので、果たして上手く仕上がるのか不安で、母もずいぶん心配しました。

対象年齢が「小学生以上」とあるし(小学生の発想自体は大人顔負けですが)、スタッフが丁寧に教えてくれるそうだから、大丈夫でしょう。

それに、出来上がった作品は持ち帰ることもできますし、記念にもなります。





19日(金)に、「五箇山白川郷」を入れたのは、平日であまり混まなさそうなのが大きな理由です。

ちょっと天気が怪しいけど、長い時間外に出るわけではありませんから、問題ないでしょう。

20日(土)は、入善町で開かれる「まつりんぴっく2018」のうちの、「カレーフェア」です。

失礼ながら、規模としては大したことなさそうだけど、前日の五箇山白川郷で疲れていると思われるので、近場で済ませます。

近いと言えば、黒部峡谷もありますが、これも母は昨年行ってますし、何より土曜日なので、混雑することは必至・・・

次の日のことも考えると、やはりサクッと行ける所で済ませ、体力回復を狙うのが好いでしょう。

でも、「まつりんぴっく」は年に1回しか開催されないので、何気に「今だけ」を満たしています。

カレーだけ食べてはすぐに終わりそうなので、もし時間と体力に余裕があれば、そうですねぇ・・・

宮崎海岸まで少し足を延ばしてみますか。

運が良ければ、翡翠を拾えるかもしれません。






21日(日)と22日(月)は、輪島観光。

私の中では、この2日間がハイライトです。

なにしろ、母も私も輪島の観光はしたことがないのですから、どうなるのか楽しみで仕方ありません。

ただし、私は輪島をバスで1度通ったことがあるので、移動については案内できます。

天気予報でも、天候はバッチリ申し分なし。

日本海に沈む夕陽を見せられるかもしれません。

なお、輪島観光は普通、レンタカーなど自動車で巡りますが、私は車を持っていないので、基本バスで移動します。

ただ、行きと帰りが同じでは芸がないので、少し運賃がかかるけど、帰りはのと鉄道の観光列車「里山里海号」に乗ります。

これで帰りも少しは楽しめそうです。






そして、最終日の23日(火)は、今のところ立山観光にしましたが、輪島からの疲れで、たぶん変更になる可能性が大きいです。

母は富山駅発、午後4時過ぎの新幹線に乗って帰るので、もし無理そうなら、富山駅に近い「富山県美術館」にしようと思います。






こんな感じになりましたが、まあ、結局のところ、なんのことはないと言えばないですね。

でも、同伴者は家族なので、ガチガチに固められた日程よりも、ゆるゆると過ごした方が、結果的に無理なく楽しめるものなので、これで行ってみましょう。(続く)