ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

富山県美術館(三沢厚彦展)

10月23日(火)。

母の富山滞在も6日目、最終日となりました。

やはり昨日までの輪島旅行の反動で、私も母も午前中はほとんど動けず、家でのんびりしました。

それで、黒部峡谷立山に行くのは諦め、手近な富山県美術館に行くことに決まりました。

最後がよりによって美術館で、しかも初日はガラス細工づくりですから、アートに始まり、アートで終わる格好となります。

なんだか締まりのない旅行になりそうですが、母はこの美術館に行ったことがないので、行って損はないでしょう。







富山駅北口から環水公園に向かって歩くこと15分、午後2時に美術館に着きました。

昼食に1階のカフェに入ります。

このカフェはベーグルを使った料理が専門で、私達はそのランチセットをいただきました。

ランチを終え、受付カウンターで企画展のチケットを購入。

三沢厚彦展が開催中とのことです。








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動物をモチーフにした作品群で、材料はいろんな物を使っています。

この写真の作品(撮影可能エリア)は、さっそく何をモチーフにしているのか解りませんでしたが、いろんな形にした大量の木のブロックを貼り合わせてるみたいです。

材料自体は木しか使っていない点でシンプルですが、これほどたくさんのブロックを作るのも大変だし、そのうえ、ひたすら貼り合わせるというのも、気の遠くなるような作業ですね。

この近くに、ペットボトルのキャップや釘など日常品(というかゴミになりそうな物)をひたすら貼り合わせた作品もありました。

ありふれた物を使った作品は、個人的には好きですね。







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ライオンや豹の作品もあります。

この辺は割と普通に見られる彫刻作品ですね。

迫力はありますが、一方で、丸みを帯びているぶん、どこか可愛らしさも漂わせています。






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熊をモチーフにした作品群です。

小さいものから見上げるほど大きなものまで展示されていますね。

巨大な作品は、クレーンを使って、館内に運んだそうです。

相当気を遣いますね。。。





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立体作品のみならず、絵画も飾られています。

この他、撮影禁止エリアや広い廊下にもいろんな作品群が展示してありました。

私も母も芸術鑑賞の心得についてはさっぱりですから、ただ素人ながら、「はあ~」とか「すごいね」、「何年かかったんだろう」など、ただただ驚くばかりで、掘り下げる境地には至りませんでした。






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屋上からは環水公園とバックに立山連峰が展望できます。

まだ10月なので、山に雪はわずかしか被っていませんが、稜線はくっきり見えます。

今日は天気が下り坂へ向かうそうですが、母の晴れ女ぶりはさすがで、雨の心配はありません。

それどころか、19日(金)の白川郷で一時降られたぐらいで、あとは曇りか晴れてるかのどちらかでしたから、天気に恵まれたのも母のお陰だなと思いました。

ちなみに、この屋上は「オノマトペ広場」となっていて、オノマトペ(例えばグルグル)に関する遊具が設置されています。

子どもの遊び場にはもってこいですね。







美術館をあとにし、母は近くの酒屋で父への土産用の地酒を買い、富山駅へ。

午後4時、「じゃあね、元気でね」と母は言って、北陸新幹線で実家へと帰っていきました。



家族との旅行も久しぶりで、いつもは一人旅ばかりでしたから、たまには話し相手がいると盛り上がりますね。

もうすぐ私の鉄道完乗旅行も終わりますから、その後は、一人旅のみならず、複数人での旅行もしてみたいですね。

しかも企画から案内まで、参加者の思いを考慮しながら進め、それで喜んでくれたらなによりも嬉しい。

この6日間を通して、そんなことを思うのでした。(終わり)